• COLUMN

Eatreatの栄養素事典、今回は「炭水化物」についてです。

炭水化物とは

炭水化物とは、消化吸収される糖質(易消化性炭水化物)と消化吸収されない食物繊維(難消化性炭水化物)を合わせたものです。

糖質とは

糖質は、ブドウ糖に分解されて脳や体のエネルギーとして利用され、1日に摂取するエネルギーの6割ほど占めます。1gあたり4kcalですが、脂質より分解・吸収が早いのでエネルギー源となります。
糖タンパク質、糖脂質、核酸などの成分にもなります。

最小単位は単糖で、小糖類、多糖類があります。
・単糖…ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど ・小糖類…ショ糖、乳糖、麦芽糖、オリゴ糖など ・多糖類…デンプン、グリコーゲンなど

食物繊維とは

食物繊維は「ヒトの消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分」の総体と定義され、第6の栄養素と言われています。
水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」に分けられます。

・水溶性食物繊維…粘性があるため、食べ過ぎを防いだり、栄養素の吸収を穏やかにしたりするので、血糖値の急上昇を抑え、胆汁酸やコレステロールを吸着して体外に排出します。糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。ペクチン、リグナン、ムチン、マンナン、フコイダンなどです。
・不溶性食物繊維…水分を吸収して便のかさを増やし、柔らかくします。腸の動きを刺激し、便秘や大腸がんの予防、腸内の有害物質を排出したりします。善玉菌のエサになり、腸内環境を整えてくれます。セルロース、ヘミセミロース、ペクチン、リグニン、グルカン、アルギン酸などです。

糖質を摂りすぎると

過剰に摂取すると、体脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病の原因になります。果糖は体内で脂肪になりやすいので、デンプンで摂る方が良いです。

食物繊維の過不足

食物繊維は摂り過ぎても不足しても問題が生じます。
・摂り過ぎ…下痢を起こしたり、ミネラルの吸収を妨げるため、鉄やカルシウム、亜鉛不足を起こします。
・不足…便秘や痔になったり、腸内環境が悪化したりして肌荒れやがんのリスクが増えます。

参考文献:
・『日本人の食事摂取基準2015年版』 第一出版
・『栄養の基本がわかる図解事典』 中村丁次 成美堂出版 2014年
・『栄養素の通になる』 上西一弘 女子栄養大学出版部 2008年

コチラも注目↓↓↓
人気のEatreatの栄養価計算機

コメントを送ろう!

「コメント」は会員登録した方のみ可能です。

みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      142日前

      Eatreat編集部です。
      今回のコラムは栄養素事典の第二回。今回は「炭水化物」についてです。

      拍手 0

WRITER

栄養素について知ろう②「炭水化物」の働き、糖質とは?

若林 由香里

社員食堂、病院、老人保健施設などで管理栄養士としての経験を積んだ後、出産・育児に10年専念し、現在は自身の経験を生かした「食べたもので、体は作られる。心と体と脳に栄養を!」をモットーに、料理に込めた想いを大切にしながら活動しています。

若林 由香里さんのコラム一覧

関連タグ

関連コラム

"食材の知識・食育"に関するコラム

もっと見る

CONFERENCE

ログインまたは会員登録が必要です

会員登録がお済みの方

ログイン

まだ会員登録をされていない方

新規会員登録

ページの先頭へ