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イートリスタ米山久美子さんによる「本気で訪問栄養食事指導をしたい人向け実践講座」の2日間コースが、9月15日・16日に開催されました。
⾼齢化が進むわが国では、在宅での療養者や介護が必要な⽅の増加に伴って、今後在宅における栄養ケアの需要も増⼤すると予測されます。サルコペニアやフレイル、病気の重症化などを避けるためにも、地域における栄養サポートに加え、訪問栄養⾷事指導の必要性が⾼まると考えられます。
しかし、そのような在宅療養者に対し、訪問栄養食事指導を実施している管理栄養⼠はまだまだ少ない状況にあります。
今回は、実際に訪問栄養⾷事指導を実践したいと考えている方を対象として、日々訪問栄養食事指導を行っている栄養ケア・ステーションeatcocoの代表でもある講師がリアルな情報と、必要とされるスキルについて詳しくお話をしました。

充実した2日間の講座内容

【講義1日目】
・介護保険制度について
・レセプトの基本
・訪問栄養食事指導に必要なスキル

1日目は介護保険制度についての情報のまとめと、平成30年度介護報酬改定における各サービスの改定事項についての解説を行いました。続いてレセプトの基本について、実際のワークを交えながら講座を進めていきました。最後の訪問栄養食事指導に必要なスキルでは、訪問栄養食事指導の流れや、根拠に基づいて説明ができるかといった管理栄養士としての心得を学びました。
また、実際に問い合わせが多い内容への回答の仕方、訪問を想定した実践的なワークを行うなど、全てすぐ役に立つような内容でした。

【講義2日目】
・地域包括ケアを視野に入れた地域における栄養ケア
・在宅における管理栄養士と多職種との関わり、連携について
・低栄養、病態別などでの介入内容(実際の症例を通して)

2日目は、地域包括ケアを視野に入れた地域における栄養ケアに焦点を当て、訪問栄養食事指導以前の地域における予防の視点からの事業活動例の紹介などを行っていただきました。介護予防事業として、講師の米山さんが実際に行政と取り組んでいる事例についてもお話いただきました。
続いて、在宅における管理栄養士と多職種との関わりや連携についてお話をいただきました。主に、実際の在宅における「食」の問題点から実際にどのような関わり方ができるかや、食事に関する注目したいポイントについて解説をしていただきました。
最後に、実際の症例を通して、低栄養、病態別などでの介入内容についての詳細を解説していただきました。米山さんからは「大切なことは「ご本人様がどうしたいか」であり、周りだけが盛り上がることのないように、その人に合うものがわかる目を身に付けたいですね。」と締めくくられていました。

【参加者の皆さんからの感想】

●会社で訪問栄養に力を入れてほしいと言われ、先輩もおらずどう進めていったらいいのか全くわからなく、実際に訪問栄養を行ってる先生方のお話や症例を聞きたいと思ったため参加しました。実際、訪問栄養をどのように進めていくのか、レセプトについて、報告書や提案書の書き方、目標量の設定の仕方、症例などが勉強になりました。明日からでも実践していきたいです。今後は薬局の管理栄養士の先生方が、どのように栄養指導をしているのか知りたいです。(管理栄養士・鎌田夏美 様)

●在宅の患者様の栄養指導の依頼はあるものの、やり方がよく分からなく、また居宅の点数を取るならどうすれば取れるのか分からなかったので参加させていただきました。外来の患者様にただ聞かれた事でアドバイスするのではなく、その患者様の血液検査の値を拝見し、今の現状をしっかり分かった上で、アドバイスし、間違った事をお伝えしないように心がけたいと思いました。ゆくゆくは、在宅の居宅の点数を取り、患者様のために力になりたいです。(管理栄養士・A様)

●常勤の薬局で在宅栄養指導を行っています。今は未経験ですが、担当の患者様ができた時、予備知識をつけるために参加しました。症例は、訪問が身近に感じられる気がしました。患者様の要望をしっかりととらえた上で栄養士が介入する目的を明確にし、結果を継続的に数字に表すことで成果が誰もが分かりやすくなるのですね。聞くだけだと当たり前のことですが、実際その立場になった時、できるかといえば難しいなと感じました。立てた目標を成果としてあらわせる栄養士になり、患者様、家族様に喜んでいただける仕事をしたいです。(匿名希望)

●現在、有老の管理栄養士として、ご入居者の栄養ケアに関わっていて、その際、対応の仕方やいずれ地元の松山に帰って、訪問をしたかったので、そのために勉強をするために参加しました。レセプトの記入などの事務手続き。栄養アセスメントとプランの実際を症例を元に学べたことや、先輩の米山先生の体験を聞けたことがよかったです。少しずつ実践していきたいです。(匿名希望)

●カフェの料理教室に参加されるお客様で訪問をされる栄養士の方がいらっしゃるため、少しでも訪問のことを理解した上で、料理教室を行いたいと思ったことと、将来的に訪問をしたいと考えているため参加しました。実際に何をどれくらい食べたら何カロリーになるとが具体的な提案を伝えていきたです。また血液検査値を読み込み、ある程度食事のグラム数を頭に入れておこうと思います。(管理栄養士・匿名希望)

●今後、訪問栄養で点をとっていき、スキルを身に着けたいと思いました。訪問栄養の実際がリアルで例もわかりやすかったです。実際の現場実習、保管の食料方法、補助食品の使い方(具体的に)がもっと知りたいです。(匿名希望)

より自信をもって訪問栄養食事指導ができるように

本講座は、訪問栄養食事指導を実践したいけれど、在宅における栄養食事指導は未経験で一歩踏み出せない方が、これさえ知っておけば訪問栄養食事指導が実践できる知識と最低限のスキルを身に着けていただける講座でした。
地域の多職種との連携、実際に管理栄養士が訪問栄養食事指導で実施する内容に加え、レセプトや、報告書の書き⽅など、事務作業においても管理栄養⼠が知らないといけない内容が盛りだくさんで、ロールプレイングも⾏いながら、訪問栄養食事指導を⾏うための実践⼒も養っていただけたようです。
また、受講生特典として、実際に働く際に不安がないように、就労先の紹介、就労後の相談の受付、現場実習についてもご紹介をさせていただきました。

こちらの講座は、好評につき追加開催が決定しております。
週末2日間のコース
●【12/8・12/9】
平日2日間のコース
●【10/2・10/3】 ●【11/14・11/15】

訪問栄養指導に興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      264日前

      Eatreat編集部です。
      今回はイートリスタの米山さんの訪問栄養食事指導講座のイベントレポートです。
      サルコペニアやフレイルなど、最新情報も満載の講座で大盛況でした。

      拍手 0

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【9/15・9/16】本気で訪問栄養食事指導をしたい人向け実践講座 開催

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