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代表的な栄養素について管理栄養士が解説するシリーズ「Eatreatの栄養素事典」。
第12回目は「βカロテン」についてです。

βカロテンとは

βカロテンは植物性のカロテンで、緑黄色野菜に多く含まれる色素成分です。
小腸壁でビタミンAを生成するので、ビタミンA前駆体(プロビタミンA)と言われ、βカロテン1分子からビタミンAが2分子作られます。抗酸化作用があるため、活性酸素除去や細胞の酸化を抑制します。
βカロテンの吸収率は、10~60%程度と低いので、生より油脂と一緒に調理することで、吸収率を高めることができます。

βカロテンを摂り過ぎると

βカロテンは必要な分を体内でビタミンAに変換するため、過剰になることはありません。変換しなかったものは脂肪組織に蓄えられたり、排せつされたりします。
糖尿病、甲状腺機能低下症、肝疾患などの疾病がある人が過剰に摂取すると、手のひらや足の裏の皮膚が黄色味がかる過カロテノイド血症を起こすことがあります。

βカロテンの多い食品

西洋かぼちゃ、人参、春菊、ほうれん草、ブロッコリー、明日葉、モロヘイヤ、あんず、パパイヤ、マンゴー、プルーンなどがあります。食事に上手に取り入れていきましょう。
βカロテンの多い野菜のEatreatのコラムもご参考までに…

「にんじん」の栄養素や歴史
にんじんはオレンジ色が鮮やかなため、料理に赤い色が足りないという時にはあると助かる根菜です。にんじんの色はカロテノイドというグループの色素で、西洋種にはオレンジ色にカロテンが、東洋種にはトマトと同じ赤いリコピンが多く含まれています。カロテンが高い根菜としては唯一の緑黄色野菜です。にんじんは英語で「キャロット」、学名の「Daucus carota」の「carota(カロータ)」から、カロテンの語源とされています。「カロータ」は赤いという意味、そして…続きを読む>>

「ブロッコリー」の栄養素や歴史
ブロッコリーの小さなつぼみがたくさん集まった部分を「花蕾(からい)」といいます。ここには花を咲かせるために必要な栄養素が凝縮されています。食物繊維のほかに、カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富な緑黄色野菜です。また、鉄、リン、カリウム、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、葉酸も豊富に含まれています。血糖値を下げるインスリンの作用を高めるクロムも…続きを読む>>

 

また、各食品への含有量はEatreatの栄養価計算機で確認できます。

栄養価計算機はコチラから Eatreatの栄養価計算機

参考文献
栄養の基本がわかる図解事典 中村丁次 成美堂出版 2014年
これは効く!食べて治す最新栄養成分事典 中嶋洋子・蒲原聖可 主婦の友社 2017年
健康・栄養食品アドバイザリースタッフテキストブック 第一出版 2010年

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管理栄養士が見た大学生の食生活の実態②

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      92日前

      Eatreat編集部です。今回のコラムは栄養素事典シリーズの「βカロテン」です。

      拍手 1

WRITER

栄養素について知ろう⑫「βカロテン」とは?

若林 由香里

社員食堂、病院、老人保健施設などで管理栄養士としての経験を積んだ後、出産・育児に10年専念し、現在は自身の経験を生かした「食べたもので、体は作られる。心と体と脳に栄養を!」をモットーに、料理に込めた想いを大切にしながら活動しています。

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