健康経営アドバイザーの資格に興味はあるものの、「実際どうやって取得するの?」「難易度は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、実際に取得した私自身の経験をもとに、取得までの流れや難易度、実際に学んで感じたことをご紹介します。
取得までの流れ
健康経営アドバイザーの資格は、東京商工会議所が提供する資格プログラムを受講し、修了後の効果測定に合格することで取得できます。プログラムはe-learning研修のため、場所や時間を問わず、自分のペースで学習を進められる点が特徴です。内容は、健康経営の基本的な考え方や制度、具体的な推進方法などで構成されています。
私の場合は申し込み後、数日でテキストが届きました。コンパクトにまとめられており、e-learningとあわせて効率よく学習を進めることができる印象です。
受講料は、現時点(2026年3月)で8,800円(税込)です。テキスト、動画講義、IBT方式の受験料が含まれています。なお、内容や費用は変更となる可能性があるため、受験を検討する際には最新の要綱を確認するようにしましょう。
難易度はどうだった?
効果測定は極端に難しい印象はなく、講座内容をしっかり理解していれば対応できるレベルです。出題範囲は講義内容に基づいており、健康経営の基礎知識や制度理解が中心です。
合格ラインは正答率70%とされており、基礎を押さえていれば十分に合格可能な内容といえるでしょう。もし万が一、不合格となった場合でも期間内であれば合格するまで再受験が可能です。講義内容を復習しながらポイントを押さえていけば、無理なく合格を目指せる難易度だと感じました。
管理栄養士の私が取得してよかったこと
健康経営アドバイザーの資格の取得を通して、健康経営の全体像を体系的に理解できたことが大きな収穫でした。これまでは、管理栄養士として「個人」への健康支援が中心でしたが、企業がどのような視点で健康施策に取り組んでいるのかを知ることで、より広い視野で健康支援を捉えられるようになりました。
また、制度や用語を正しく理解できたことで、企業担当者との会話や提案の場面でも、よりスムーズにコミュニケーションがとられるようになったと感じています。
取得を考えている方へのメッセージ
健康経営アドバイザーは比較的取得しやすい資格ですが、資格を取得しただけで仕事に直結するわけではありません。実際の現場で活かすためには、これまでの管理栄養士・栄養士としての経験や専門性と組み合わせていくことが大切です。
一方で、健康経営の基礎を体系的に学べる点は大きなメリットであり、キャリアの幅を広げるきっかけとなる資格だと感じています。今後のキャリアの選択肢の一つとして、挑戦してみるのもおすすめです。
これからの一歩に向けて
健康経営アドバイザーの資格は、取得すること自体がゴールではありません。日々の業務やこれまでの経験と掛け合わせながら活用することで、管理栄養士・栄養士として新たな価値を生み出すことができます。まずは健康経営の分野に触れる第一歩として、資格取得を通じて学びを深めてみてはいかがでしょうか。
参考文献
・東京商工会議所:「健康経営アドバイザーとは」、東京商工会議所、https://www.tokyo-
cci.or.jp/kenkokeiei-club/adviser/、(閲覧日:2026年3月25日)
・東京商工会議所:「健康経営アドバイザーQ&A」、東京商工会議所、https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/0302/、(閲覧日:2026年3月25日)
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