前回のコラムでは、栄養ケア・ステーションの概要や3種類の栄養ケア・ステーションの違いについてご紹介しました。今回は、実際に認定栄養ケア・ステーションを開設する方法や、開設のための認定要件、申請の流れについてご説明します。
認定栄養ケア・ステーションを開設するには
認定栄養ケア・ステーションを開設するには、日本栄養士会が定める認定要件を満たす必要があります。指定された栄養ケアサービスを適切に提供できる体制や、専任の管理栄養士の配置、責任者の実務経験など、さまざまな要件が定められています。2026年7月現在の認定要件は以下の通りです。
(※認定要件は一部を要約して掲載しています。最新の認定要件や詳細については、日本栄養士会のホームページをご確認ください。)
これらの認定要件を満たし、日本栄養士会に認定されることで認定栄養ケア・ステーションを開設できます。
申請〜認定の流れ
認定栄養ケア・ステーションの認定は日本栄養士会が行いますが、申請窓口は認定栄養ケア・ステーションを開設する都道府県栄養士会です。都道府県栄養士会での申請受付は随時となりますが、日本栄養士会による認定審査は年2回のため、開設したい時期が決まっている場合は余裕を持って準備しましょう。
申請時には、申請書類のほか、事業内容や運営体制などが確認できる資料の提出も必要です。様式が定められている書類は日本栄養士会のホームページからダウンロードできますが、自身で作成する書類もあるため、認定申請マニュアルを事前によく確認しておくことが大切です。
実際に開設してみて
Eatreatでも認定栄養ケア・ステーションを開設しています。準備段階では、事業内容の整理や運営体制の構築、管理栄養士の体制づくりなど、取り組むべきことが数多くありました。
また、認定を受けて終わりではありません。認定栄養ケア・ステーションの責任者には、事業所を継続するために必要な研修会の受講が義務付けられているため、年に一度研修会に参加する必要があります。さらに継続的に仕事を受託し、地域や企業から信頼される体制を整えていくことも重要だと感じています。
一方で、認定栄養ケア・ステーションを開設したことで、企業や自治体から相談や依頼を受ける機会が増え、管理栄養士が活躍できる場を広げることができました。地域の健康づくりに直接貢献できることは、大きなやりがいにつながっています。
まとめ
認定栄養ケア・ステーションの開設には、認定要件を満たすための準備や申請手続きに加え、認定後も事業を継続していくための体制づくりや研修の受講などが求められます。決して簡単な道のりではありませんが、地域や企業と連携しながら管理栄養士・栄養士の専門性を生かし、多くの人の健康づくりに貢献できる魅力的な活動でもあります。興味のある方は、ぜひ認定栄養ケア・ステーションの開設へ向けて、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
参考文献
・公益社団法人日本栄養士会:「栄養ケア・ステーション」、公益社団法人日本栄養士会、https://www.dietitian.or.jp/carestation/、(閲覧日:2026年7月15日)
・公益社団法人日本栄養士会:「認定栄養ケア・ステーション 認定申請マニュアル」、公益社団法人日本栄養士会、https://www.dietitian.or.jp/about/concept/pdf/manual.pdf、(閲覧日:2026年7月15日)
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