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健康を支える生活習慣において、食事と同じように「運動」も欠かせません。そこで管理栄養士・栄養士のキャリアアップに役立つ資格として、「健康運動指導士」に興味を持つ方も多いと思います。今回は、この「健康運動指導士」の資格についてご紹介します。

健康運動指導士とは

健康運動指導士は、生涯を通じた国民の健康づくりに寄与する目的で創設された民間資格です。この養成事業は、昭和63年(1988年)から厚生大臣の認定事業として開始され、現在は公益財団法人健康・体力づくり事業財団の事業として引き継がれています。

健康運動指導士は、特定保健指導における3ヶ月以上の継続的な支援において、運動指導の専門知識や技術を持つ実施者として認められており、期待がますます高まっています。

健康運動実践指導者との違い

公益財団法人健康・体力づくり事業財団の養成事業として、「健康運動指導士」と「健康運動実践指導者」があります。
それぞれ求められる役割は、以下のように異なります。

健康運動指導士 生活習慣病予防などの個人の心身状態に応じた運動プログラムの作成および指導を行う
健康運動実践指導者 自ら見本を示せる実技能力や指導技術を身につけ、運動を安全かつ効果的に実践できるよう指導を行う


簡単にまとめると、
健康運動指導士が運動プログラムを作成し、健康運動実践指導者が見本を示して実践的な指導を行うという役割になっています。

管理栄養士・栄養士との関係性

健康運動指導士は、ハイリスク者も対象にした安全で効果的な運動指導を行える専門家としても期待されています。そのため、管理栄養士・栄養士の多様な業務においても役立ってくれます。
ご存知の通り、健康的な身体づくりには食事だけでなく運動も重要です。食事面と合わせて運動面のサポートができると、指導を受ける方と伴走するときに心強い味方になれるでしょう。

健康運動指導士になるには

■取得までの流れ
健康運動指導士の資格取得には、養成講習会の受講または、健康運動指導士養成校の養成講座を修了して、認定試験に合格する必要があります。

※公益財団法人健康・体力づくり事業財団 健康運動指導士とは を元に作成

■受講資格と受講科目
持っている資格により、受講コース(取得単位)が異なり、受講料も異なります。

※公益財団法人健康・体力づくり事業財団 令和7年度健康運動指導士養成講習会開催要領 を元に作成

その他詳細な受講資格等は、「健康運動指導士養成講習会開催要領」をご確認ください。

■養成講習会
養成講習会は開講時期が決まっており、令和7年度は前期と後期の2回開催でした。
講習内容は座学と実習があり、開催地は主要都市に限られています。また6つのカテゴリーに分かれ、それぞれ3~5日間の講習会を数ヶ月かけて開催されます。

■認定試験
受験資格は、講習会において所定の単位を修得した方およびそれまでに課程を修了した方です。
講習カリキュラムの内容(104単位分=すべての科目)から出題され、年3回実施されます。

認定試験に合格したら、登録をすると健康運動指導士の称号が与えられ、登録証(賞状)と指導士証(カード)が得られます。

どんな場所で活躍できる?

健康運動指導士として財団に登録されている方の職場は、以下のとおりです。

※公益財団法人健康・体力づくり事業財団 健康運動指導士とは を元に作成

最近は、病院、老人福祉施設、介護保険施設や介護予防事業等で活躍している方の増加が目立っているようです。

まとめ

今回は、健康運動指導士の資格取得の前に、知っておきたいポイントをご紹介しました。
講習会の開講時期や場所が限られています。受講を考えている方は、申し込みの機会を逃さないように早めに情報を確認しておくことをおすすめします。



参考文献
・厚生労働省:「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き(第 4.2 版)」、https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/handbook_31132.html、(閲覧日:2025年12月7日)
・公益財団法人健康・体力づくり事業財団:「健康運動指導士 健康運動実践指導者」、https://www.health-net.or.jp/shikaku/index.html、(閲覧日:2025年12月7日)



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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
      10時間前

      管理栄養士で健康運動指導士の資格を持つ長谷川未紗子さんに、資格概要や活躍場所について解説していただきました。

WRITER

長谷川 未紗子

管理栄養士として保健指導に従事し、疾病予防の観点から生活習慣のお悩みをお伺いし、健康相談をしてきました。 専門的になりがちな話をどれだけ分かりやすく、納得できるよう伝えられるかが重要だと実感しています。 これまで相談業務とともに、指導用の資料やセミナー資料等作成も行ってきました。 現在は、この経験を活かしながら、食と健康を分かりやすく伝えるサポートも行っています。 ◎使用ソフト:PowerPoint・Canva・Photoshop

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