栄養生命科学科の特徴
本学の栄養生命科学科は、人間の健康と長寿を支える栄養科学の専門家を養成することを目指しています。これは、保健行政、医療機関、福祉施設、学校などで栄養指導に当たる管理栄養士や、研究所・大学教育機関などで、栄養学を教育・研究する研究者、企業において栄養学の知識を活かして医療用食品や健康食品を開発する技術者などの人材の育成をするということです。
本学科は、管理栄養士養成施設としての認可を受けており、卒業時には管理栄養士国家試験を受験し、管理栄養士の資格を得ることになります。また、平成28年度から栄養教諭養成課程の運用を開始しましたので、栄養教諭になることもできます。学部4年間で、食と栄養に関する基礎的な科目、栄養学に関わる専門的な科目、栄養業務に関わる実践的な科目などを学び、さらに、臨地実習など職場体験を積んでいきます。4年次には研究室に配属され、卒業研究を行って卒業論文をまとめます。
また、日本のリーダーや世界で活躍できる人材育成のため、英語教育にも力を入れています。このような教育を通じて、学問的知識だけでなく、創造性あふれる豊かな人間性と倫理観を育み、コミュニケーション能力を身につけ、教養や社会人基礎力を有する人材を育てています。本学科では、将来このような分野で活躍することを目指し、栄養学領域における幅広い知識と深い専門性を修得する意欲があり、国際的視野を持って積極的に行動できる人材を求めています。
1)管理栄養士国家試験の合格率3年連続100%達成
平成31年3月29日、第33回管理栄養士国家試験(3月3日実施)の合格者が、発表されました。全国の受験者全員の合格率は60.4%、管理栄養士養成課程新卒者の合格率は95.5%でしたが、本学では、新卒者全員(28名)が受験し、合格率100%を達成しました。新卒者の合格率100%は、3年連続です。
国公立大学・管理栄養士養成施設22校中、新卒者合格率が3年連続100%の大学は、本学を含め4校のみとなります。
食品栄養科学部 栄養生命科学科では、管理栄養士国家試験対策として、質の高い授業、模擬試験の実施やその結果を踏まえた教員による個別指導等の対策に取り組んでおります。
2)韓国の大学生との交流事業で栄養生命科学科学生が活躍。「スマートミール」対応弁当を開発
昨年12月、静岡県と韓国忠清南道の友好協定締結5周年を記念して、本学食品栄養科学部栄養生命科学科と公州大学校食品科学科(韓国忠清南道)の学生が「両県道の特産品を使用した食育の効果の高い弁当づくり」をテーマに調理するワークショップを行いました。
本学草薙キャンパスで開催された意見交換会では、本学の合田敏尚副学長(食品栄養科学部教授)による「日本の食育」をテーマとした講義と、公州大学校の尹慧麗教授による「韓国の食文化」をテーマとした講義が行われ、お互いの食生活などについて、両学学生の間で活発な意見交換が行われました。
3)100通りの健康レシピ冊子の作製などの連携プロジェクト
平成29年度には、静岡県立大学 「地(知)の拠点」整備事業の一貫として、学部連携課外活動プロジェクトに食品栄養科学部栄養生命科学科の学生が参加し、特産品を活かしたオリジナルレシピ冊子『100通りの健康レシピ』を制作しました。この事業は、静岡市清水区が「清水区魅力づくり事業」として企画したもので、本学の学生は、食材選びや冊子のイメージについて市職員と意見・情報交換をおこない、アイディアを提供しました。
4)世界大学ランキング日本版2019で、昨年より大幅にランクアップ- 総合で71位-
(世界でもランクイン:管理栄養士養成校を持つ国公立大学では6 校のみ)
昨年に続いて2回目のエントリーとなる「THE(Times Higher Education)世界大学ランキング日本版2019」において、本学は総合ランキングで71位タイにランクインし、昨年の88位から大幅に順位を上げました。公立大学の中では11位タイ、東海4県の大学の中では7位タイの順位でした。
5)文部科学省科学研究費補助金採択件数で5年連続第1位(食生活分野)
文部科学省が2018年10月10日に発表した、科学研究費補助金(科研費)の分野ごと5年分の採択件数トップ10の研究機関において、本学が食生活学分野、環境・衛生系薬学分野および統合栄養科学分野の3分野で1位を獲得しました。
食生活学分野は4年連続、環境・衛生系薬学分野は3年連続、統合栄養科学分野は初めて1位となりました。
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- 学校名
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- 学部名
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- 学科名
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- 所在地
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- 定員
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- 取得できる資格
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- 創立年
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