管理栄養士・栄養士は病院や施設、学校等で働くもの、といったイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし近年は、フリーランスとして専門性を生かし、柔軟な働き方を選ぶ管理栄養士・栄養士もいらっしゃいます。私もフリーランスの管理栄養士として活動しています。本記事では、フリーランスという働き方の基本と特徴についてご紹介します。
フリーランスとは?
フリーランスとは、特定の企業や組織に雇用されず、個人として仕事を請け負う働き方のことです。多くの場合、税務署に開業届を提出し、税務上は「個人事業主」として活動します。
管理栄養士・栄養士の場合も、企業と業務委託契約を結んだり、複数のクライアントと並行して仕事をしたりする形が一般的です。
勤務時間や働く場所を自分で選びやすい一方で、収入や仕事量は自ら管理する必要があります。自立した働き方であることが、フリーランスの大きな特徴の一つといえるでしょう。
フリーランスと会社員の違い
フリーランスは業務委託契約が基本となり、報酬は成果や業務内容に応じて支払われます。一方で、会社員は雇用契約を結び、給与や社会保険、福利厚生が整備されている点が特徴です。
フリーランスの場合、社会保険や年金、税金の手続きはすべて自己管理となるため、知識と計画性が求められます。その反面、働き方や仕事内容を自分で選択できる自由度の高さは、フリーランスならではの魅力といえるでしょう。
フリーランス管理栄養士・栄養士の主な仕事
フリーランスの管理栄養士・栄養士が担う仕事は多岐にわたります。
代表的な例は次のとおりです。
・Webメディアや企業サイトの記事執筆・監修
・商品やサービスの栄養監修、レシピ開発
・企業向けの健康支援コンテンツ作成
・オンライン栄養相談やセミナー講師
・特定保健指導(訪問・オンライン)
・料理教室講師、インストラクター
専門知識を「文章」「企画」「指導」といった形に変換して価値を提供できる点が、フリーランスとしての強みになります。
フリーランスになるには?
フリーランスになるためには、特別な資格や決まった手順があるわけではありません。まずは、自分の専門分野や強みを整理し、どのような仕事を受けたいかを明確にすることが重要です。
加えて、基礎的なビジネス知識や情報発信、実績づくりも欠かせません。いきなり独立するのではなく、副業や業務委託から段階的に経験を積むケースも多いようです。
まとめ
フリーランスは、管理栄養士・栄養士の可能性を広げる選択肢の一つになる働き方です。自由度と責任の両方を理解したうえで、自分に合ったキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。
参考文献
厚生労働省:「フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00002.html 、(閲覧日:2025年12月21日)
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