管理栄養士・栄養士さんの1日のスケジュールを通して、お仕事内容を知るシリーズです。今回は、管理栄養士歴14年、フリーランスとして活躍しているイートリスタの野口友美さんの1日を教えていただきました。
基本データ
お名前:野口友美
管理栄養士歴:14年
職業:フリーランス
お仕事内容について教えてください!
【1】どんなお仕事をされているのですか?
フリーランスの管理栄養士として、さまざまなお仕事をさせていただいております。メインの仕事は、ガス会社ショールームでの料理教室講師、行政の栄養相談業務、食育プログラムの作成・実施などです。他にも食関連イベントの企画・実施や商品の販促活動をはじめ、地域の商店の方々と一緒に活動するお仕事などをさせていただく機会もあります。
【2】1日のだいたいのスケジュールを教えてください。
【3】育児相談での栄養相談業務とはどんな仕事ですか?
保健センターでは、毎月妊婦さんと生後2か月~就学前のお子さんを対象とした、育児相談会を開催しています。そこではお子さんの身長・体重の計測をしたり、栄養士・保健師・助産師・保育士・歯科衛生士が分野ごとにお子さんやお母さんの相談を受けたりします。
栄養相談では一歳未満のお子さんの場合の離乳食の進め方や量について、一歳以上のお子さんの場合は好き嫌いや偏食の相談を多く受けます。どの相談もお子さんの発育状況を確認しながら、お母さんの話を傾聴することを一番大切にしています。傾聴することで、たとえ短い時間でもお母さんと信頼関係を築くことができます。そして、お母さん自身が自分の悩みを整理でき、時に自ら解決策を見つけることもあります。
相談時は、悩みの解決だけでなく、お母さんたちの心が軽くなる時間を作れるよう心掛けています。
【4】レシピの試作は具体的にはどんなことをするのですか?
私の料理教室は、健康的な体を作るための家庭料理を楽しく学んでいただく教室です。お子さんからお年寄りまで、家族みんなが楽しめて、日々の暮らしで継続して作りやすい料理をコンセプトにしています。そのために、特別な非日常のレシピを生み出すというのではなく、実際に自分の家庭でも作る料理をベースにレシピを作ります。
そこで時間がとれる時は、夕食作りも試作の一環!と思い、調味料の配合や食材の組み合わせ、効率のよい調理の手順などをメモしながら作ります。そのメモを基にレシピを作成したり、新しいメニューを考えたりするのです。もちろん料理を食べた家族の反応も、レシピ作成の大きなカギを握っています。こうして日々の暮らしと仕事を分け隔てなく、楽しく結びつけることがよくあります。
【5】仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
フリーランスという働き方は、自らが考えて動き、時に自分の業務をプレゼンしたり、営業したりと、いろいろなことを一人で行わなければいけないという大変さがあります。しかし、それ以上に管理栄養士としてできるありとあらゆる業務を実現していけるという未知数の楽しさがあり、そこにやりがいを感じます。
また、栄養士業務に限らず、さまざまな分野の人達との出会いが多くあり、いつもとても勉強になっています。人と人との繋がり、ご縁を大切にこれからも活動していきたいです。
↑家でデスクワークをすることも多いのでそんな時に欠かせないアイテムは「コーヒー」です。とは言っても、特にコーヒー豆に詳しいとかではないのですが…。家での仕事はオン・オフの区別をつけにくいので、好きなものを飲んでリラックス、仕事モードとお家モードを切り替えます。
↑先日開催しただしママサロンの写真です。小学生を対象に自由研究対策として、おだしとお味噌について五感を使って楽しむサロンを開催しました。
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