管理栄養士・栄養士さんの1日のスケジュールを通して、お仕事内容を知るシリーズです。今回は、管理栄養士歴21年、おもてなしびより代表でイートリートアカデミーでも活躍中のやまもとよしみさんの1日を教えていただきました。
基本データ
お名前:やまもとよしみ
管理栄養士歴:21年
職業:おもてなしびより代表
お仕事内容について教えてください!
【1】どんなお仕事をされているのですか?
『おちゃぶでカラダとこころをみたし 笑顔に!健康に!幸せに!』、『愛があふれる食卓(おちゃぶ)をふやす』という理念のもと、おちゃぶラボの運営、特定保健指導などを行っています。
「おちゃぶ」とは日本の伝統的な食卓である「ちゃぶ台」と茶道の「お茶」をかけた造語です。ちゃぶ台は食事のときにみんなで囲んで、こころとカラダをみたし、育む大事な場所です。そんな愛があふれる食卓を作りたいという思いと、茶道に凝縮された日本人の持つ美意識、作法や日本人の精神文化を伝えていきたいという思いを込めました。
そこで、おちゃぶラボは、おちゃぶをつくる「そろえる」「こしらえる」「おもてなす」の研究、発信を中心に活動しています。また、菅理栄養士のスキルアップ講座を開催して、教育事業も行っています。
【2】1日のだいたいのスケジュールを教えてください。
【3】講座の講師をされているようですが、具体的にはどのようなお仕事なのですか?
特定保健指導に特化した面談スキルアップ講座を開講していて、その講師です。現在は、おもてなしびより主催とイートリートアカデミー主催の2つで行っています。講座内容は、基礎編が90分、実践編が6時間×2日となっていますが、準備にかかる時間は膨大です。講師にとって授業の時間はほんの一部にすぎず、準備にかかる時間の方が8~9割と言っても、過言ではありません。講座に関する情報収集、実務を理論へ変換したり、媒体を見やすくしたりするための修正、新しいワークのネタ探しなど、コンテンツのブラッシュアップを常に考えているので、スケジュールにある「朝カフェ時間」は、私にとって考えるための貴重な時間です。
【4】スケジュール&タスク確認は具体的にはどんなことをするのですか?
元々、時間管理・タスク管理が苦手で、期限ギリギリに徹夜をして間に合わせるタイプでしたが、年齢を重ねてやや無理がきかなくなってきたこともあり、また、常に並行して複数のプロジェクトが動いているため、時間管理、タスク管理も重要な仕事だと感じるようになりました。そこで、今では事あるごとにスケジュールとタスクを確認する時間をとるようにしています。
スケジュールとタスクは、専用のノートで管理しています。タスクをスケジュール帳に書き込んで、隙間時間は自己研鑽に時間をとるようにしています。パズルのようにスケジュールを組み込んでしまい、結果的に120%(!?)の予定が詰まった状態になって疲弊したり、上手くいかなかったりすることもありますが、「7割予定管理」を目指して、日々精進中です。
【5】仕事のどんなところにやりがいを感じていますか?
食べることをこよなく愛する者として、食べることで苦しみ、不幸になって欲しくない…愛があふれる食卓でカラダとこころをみたして、健康に笑顔に幸せになってもらいたい…という強い思いを抱きながら仕事をしています。そういったことから、特定保健指導を通じて、直接そのお手伝いができることは、とても貴重なことだと思っています。
講座の講師をはじめとした専門職のスキルアップのサポートは、スキルが高い専門職が増えることにつながります。そこからさらに、食を楽しみながら健康増進のための食事ができる方々が増えていくのは、未来に向かって、今自分ができることを地道に積み重ねることだと思います。やりがいというよりは、できること・すべきことをただただ一生懸命にしているといった感じに近いかもしれません。
お気に入りアイテム:仕事の愛用アイテムは、ノートPC、ノート、ジェットストリーム、メジャーです。
アナログ人間なのでノートは必需品です。使い分けているようで、A4方眼ノートにまとめて書いています。バラ柄のノートは、おちゃぶの構想段階から記録しているので、ボロボロになっていますが、大切なものです。メジャーは特定保健指導の必須アイテムですね。アイテムが乗っているちゃぶ台もおちゃぶの大切なものです。
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