前回の「健康運動指導士とは?管理栄養士・栄養士資格との関係性や活躍場所を紹介」は、健康運動指導士がどのようなものなのか、資格取得するにはどうしたらよいのかなどを解説しました。
今回は、健康運動指導士の資格取得後に必要となる登録更新についてや、実際に資格を取得して感じたことをお伝えします。私の経験談を交えながらご紹介しますので、資格取得に迷っている方はぜひ参考にしてください。
資格取得後の登録更新について
登録後の資格の有効期間は5年間です。その後、認定講習会の受講等により所定の単位を取得することで、5年毎に登録更新が可能となります。
※公益財団法人健康・体力づくり事業財団 健康運動指導士とは を元に作成
■認定講習会
健康・体力づくり事業財団のホームページで公開されている認定講習会一覧から、自身で講習会に申し込みを行います。
各認定講習会ごとに「講義単位数」と「実習単位数」が設定されています。登録更新をする際は、5年間で取得した単位を合算して申請します。
健康運動指導士を取得して良かったこと
私が取得してよかったと感じたことを3つご紹介します。
■仕事の幅が広がる
運動教室の開催などといった社内で運動に関する事業が立ち上がった際に声をかけてもらえるなど、携われる仕事の幅が広がったと感じます。また、「健康運動指導士としてこんなことできないかな?」と、有資格者だからこそご相談いただくこともあります。
■保健指導で知識を活かせる
生活習慣の改善には、食事だけでなく運動習慣も重要です。健康運動指導士は、講義だけでなく実習での学びもあるので、より実践的な指導方法を習得できることが大きなメリットです。
■資格更新により最新の知識が得られる
通常、最新の知識を得るには、自主的に情報を得たり、学会や講習会に参加する必要があります。一方、この資格は5年ごとの登録更新が必須であるため、必然的に最新の情報を得られます。ホームページ上で認定講習会の一覧が公開されており、開催情報も得やすいです。
健康運動指導士を取得する上で大変だったこと
取得するときに、私が大変だと感じたことを3つご紹介します。
■養成講習会の日程調整
3〜5日間の講習会が複数回あり、平日開催の場合も少なくありません。そのため、自身のスキルアップとして取得するために仕事を調整する必要がありました。
会社として資格取得が必要であれば、講習会の日程調整などは比較的しやすいかと思います。
■実習
講習会は、講義だけでなく実習もあります。管理栄養士の場合、講義が一部免除されているので、実際の講習会は実習が中心となります。実習は、体力測定やストレッチングなどの健康づくり運動の他、現場研修もあります。運動ができる人ではなく「教えられる人」になる難しさがありました。
■学習科目の範囲が広い
認定試験は、講習会の全104単位分から出題されます。管理栄養士の受験で学んだ生活習慣病や栄養学についての知識の他に、運動生理学や運動の理論などもあり、幅広く勉強する必要がありました。
取得前に知っておきたい!取得後に感じたこと
この資格は、取得して終わりというわけではありません。取得後に大変だと感じたことをご紹介します。
■継続的な学びと費用
先ほどご紹介した通り、登録更新をきっかけに講習会へ参加し、最新の知識を得られることは、とても大きなメリットです。しかし、それと同時に各講習会の受講や登録更新にも費用がかかるため、資格取得後も継続的に費用が発生する点は留意しておきましょう。講習会は、現地講習の他一部e-ラーニングなども用意されていますので、ライフプランに合わせて受講できる点は安心です。
■健康運動指導士としての経験
健康運動指導士は個々の心身状況に合わせて、運動プログラムの作成、指導が求められます。そのため、栄養指導と同じで、実際の現場での経験も不可欠です。
人によって、体の状態が違ったり、運動へのモチベーションが違ったりと、学んだ知識をどう伝えるかは、実際のクライアント様とのやり取りで経験を積んでいくことが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私の経験談も踏まえて、健康運動指導士を取得して良かったことや大変だったことなどをご紹介しました。養成講習会を受けた仲間や、職場などに健康運動指導士、健康運動指導実践指導者の資格を持つ方がいれば、情報共有などもでき、とても心強いと思います。
ご紹介した内容が、皆様のお役に立てれば幸いです。
参考文献
・公益財団法人健康・体力づくり事業財団:https://www.health-net.or.jp/、(閲覧日:2025年12月7日)
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