COLUMN

管理栄養士・栄養士は、食や栄養の分野で病院や高齢者施設、学校、保育園、行政、食品メーカーなどさまざまな職場で活躍しています。職場によって仕事内容や求められることが異なるのも、この資格の面白いところです。
この連載では、さまざまな職場で働いている管理栄養士・栄養士の方に経歴や仕事内容、仕事のやりがいについて紹介します。
今回は、認定栄養ケア・ステーションで働く管理栄養士の後藤朋子さんにお話をお伺いしました。

短大卒業後〜現在まで

短大卒業後は給食委託会社・総合病院・薬局・老健などでキャリアを積み、在宅復帰支援を経てケアマネジャーへ転身。14年間の在宅ケアマネ経験から「病気になる前の予防が大切」と確信し、管理栄養士に復帰しました。行政の任期付職員として地域づくりを1年学んだ後、現在の会社の取締役に「栄養の必要性」をプレゼンし、デイサービス併設のコミュニティカフェを拠点に認定栄養ケア・ステーションを立ち上げ、現在に至ります。

今のお仕事を始めるまで

行政から戻った後は「栄養加算の算定など自分の給料分は稼ぎます」と取締役に約束し、「かかりつけ管理栄養士」を目指して認定栄養ケア・ステーションを立ち上げました。
はじめは1人でカフェ運営、配食サービス、各デイサービスの栄養管理を兼務しながらスタートしました。地道に信頼を積み重ねた結果、現在はカフェに栄養士1名、管理栄養士パート3名が加わり、チームで地域の食と健康を支える体制になっています。

仕事内容と1日の流れ

カフェの店長として現場を切り盛りしながら、デイサービス12か所の巡回・栄養アセスメント、介護予防教室の講師、ケア会議への出席、特定保健指導、看護師と連携した「まちの保健室」での栄養相談、こども食堂・行政と連携した認知症カフェの運営など、業務内容はその日によってさまざまです。

【ある日のスケジュール】
8:45 :出勤・清掃・開店準備
9:30 :イベント準備・事務作業(または調理)
10:00 :イベント・ワークショップ、または出前講座・お弁当の配達
12:00 :カフェオープン(接客・栄養相談)、デイサービスのお食事配膳
13:00 :デイ下膳・片付け、カフェ接客・相談対応
14:00 :午後のイベント、またはデイ巡回(栄養アセスメント)
15:00 :学校帰りの小学生が宿題や遊びに立ち寄る時間
17:00 :閉店・翌日の準備・事務作業
17:30 :終業


仕事のやりがい

「ここに来ると元気になる」「また来るね」——そんな言葉をいただけることが、何よりの励みです。嚥下や咀嚼に課題があって外食が難しかった方も笑顔でカフェを楽しんでくださるとき、この仕事を選んでよかったと感じます。
管理栄養士というと「ダイエット指導をする人」というイメージを持たれがちですが、高齢者の方にしっかり食べていただき元気になっていただくことも大切な仕事のひとつ。その方の状態に合わせた栄養管理の奥深さを日々実感しています。
1人で始めた活動が少しずつ広がり、多職種と連携できるネットワークが育ってきたことも、大きなやりがいです。「地域を元気にしたい」という想いが、少しずつ形になっていくのを感じています。

どんな人に向いている?

認定栄養ケア・ステーションを拠点にした働き方は、「特定の施設に縛られず、地域全体の栄養課題に向き合いたい」という方に向いていると思います。病院・施設・行政など多様なキャリアを積んだ方ほど、その経験が地域のハブ役として今までの経験が活きてきます。
最初は1人でも、丁寧に信頼を積み重ねていけば、仲間もご縁も自然と広がっていきます。地域の「かかりつけ管理栄養士」として、一緒に地域を元気にしていきましょう!



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WRITER

管理栄養士 / イートリスタ

Eatreat 編集部

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
      1時間前

      認定栄養ケア・ステーションをご自身で立ち上げ、現在はチームで地域の食と健康を支えられている管理栄養士の後藤朋子さんに仕事内容ややりがいをお伺いしました。

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