COLUMN

世の中でさまざまな定義がされているウェルビーイングですが、Eatreatでは「個人それぞれの持続的な幸福感」と定義しています。管理栄養士・栄養士の中には、それぞれの個性に合った生き方を実践している方も多くいらっしゃいます。
本連載では、そんな管理栄養士・栄養士のライフスタイルや働き方をご紹介。
今回は、フリーランスから法人化され、現在は会社経営をしながら子育てにも励んでいる株式会社セイボリー代表のひろのさおりさんにお話を伺いました。

現在のライフスタイル

2020年に設立した株式会社セイボリーの代表として、レシピ開発や料理撮影、商品・サービスの監修や販促サポート、イベント・メディア出演を行っています。
私生活では、夫と5歳の息子の3人暮らし。平日は息子を保育園に預け、日中は業務に取り組んでいますが、今の働き方は時間の融通が利きやすく、子供の状況に合わせながら家庭と仕事を両立できていることに満足しています。

博士課程の進学をやめてフリーランス、そして会社設立へ

大学院時代は博士課程への進学を予定していましたが、次第に研究の厳しさを感じ、修士課程で卒業する方向に切り替えました。その頃にはすでに就職活動の時期が過ぎており、進路に悩んでいた中で、フリーランスのフードコーディネーターとして働く知人と話す機会がありました。彼女の働き方に強い魅力を感じたことがきっかけで、料理業界に進む決意をしました。
その後、フリーランスの管理栄養士として活動を重ね、コロナ禍に構想した事業を実現するために会社を設立しました。事業自体は成功しませんでしたが、会社を立ち上げたことで業務の規模を広げる大きな転機となりました。

お仕事の楽しさ・やりがいを感じるポイント

料理はクリエイティブな要素が多く、幅広い楽しさがあります。レシピ本や動画の制作にはものづくりの面白さが詰まっており、メーカーや小売店向けのレシピ開発では、制作物が売り上げに貢献した時の達成感は大きいです。
また、現在は会社のスタッフと共に仕事を進める機会が増え、チームとして同じ目標に向かって取り組む楽しさを実感しています。フリーランス時代に一人で行っていた仕事とは異なる魅力があり、今の働き方に大きな充実感を感じています。

これから叶えたい夢・やりたいこと

会社としては、技術力や対応力をさらに高め、料理や栄養を通じて多くの人に喜んでいただけることを目指しています。ただ、個人としては、昔から具体的な夢や目標をあまり持たずに目の前のことに全力で取り組むことで、自然と次のステップに繋がると考えています。研究の道を諦めた時や、構想していた事業がうまくいかなかった時は悔しい思いをしましたが、その経験が今の自分を形作り、より良い道へと導いてくれたと感じています。
これからも、目の前の仕事を楽しみながら取り組み、長く活動を続けていきたいです。

わたしにとっての「ウェルビーイング」とは

好きなことを仕事にしている一方で、良い時期も悪い時期もあります。挫折や困難を経験してきた中で、最近では自分を少し俯瞰して見れるようになりました。
どんな時も、家族や友人、仕事仲間と美味しい食事を囲みコミュニケーションを取ることが、私にとってのウェルビーイングの基盤です。また、数年前に始めたピラティスを通じて、自分の心身に向き合う機会が増え、身体を動かすことの大切さも実感しています。これからも、健康維持のために続けていきたいと思っています。


ひろのさおりさんの関連リンクはこちら
(株)セイボリー ウェブサイト:https://savory.co.jp
個人ブログ:https://hironosaori.com
Instagram:https://www.instagram.com/saori_hirono




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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
      7時間前

      管理栄養士をウェルビーイングという新たな切り口で紹介する本連載。今回は、会社経営と子育てに励んでいらっしゃる料理家のひろのさおりさんです!

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Eatreat 編集部

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