公認スポーツ栄養士として自分のペースで働く管理栄養士を紹介

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管理栄養士・栄養士インタビュー

2025.01.07

管理栄養士・栄養士とウェルビーイング

公認スポーツ栄養士として自分のペースで働く管理栄養士を紹介

管理栄養士栄養士ウェルビーイング
posted byEatreat 編集部

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世の中でさまざまな定義がされているウェルビーイング。Eatreatでは「個人それぞれの持続的な幸福感」と定義しています。管理栄養士・栄養士の中には、それぞれの個性に合った生き方を実践している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本連載では、ウェルビーイングな生き方を実践している管理栄養士・栄養士のライフスタイルや働き方をご紹介。
今回は、公認スポーツ栄養士として大学の女子バスケットボール部を栄養面から支えている猿田綸咲さんにお話を伺いました。

現在のライフスタイル

現在、管理栄養士としては8年目、公認スポーツ栄養士としては5年目になります。今の主な仕事は、個人のスポーツ選手、ジムでトレーニングされている方々への食事相談・栄養サポートです。
また、以前の職場である東京医療保健大学の女子バスケットボール部の栄養専門スタッフとして、寮の食事環境整備から個別選手サポートまで幅広くお仕事しています。
基本的に、この時間からこの時間までお仕事という明確なきまりはなく、働く場所もPC1つあればほぼどこでも仕事ができる状態です。自分のペースや予定に応じて、早朝から取り組む日もあれば、午後から深夜にかけて取り組む日もあります。

今のライフスタイルになったきっかけ

大学院修士課程修了後、大学に助手として4年間勤めました。もともと何かに縛られたり、自分のペースを崩されるのが苦手だったので、自分のペースで働きたいと考えていました。しかし、大学での業務内容のみでは、専門職としてのお金の稼ぎ方や自分の売り込み方など、具体的なアプローチが全く分かりませんでした。
そのため、専門分野である栄養学とは全く関係のない一般企業の営業職に異業種転職。一般的な営業プロセスである「テレアポ→商談→受注発注」の流れを学びながら実践し、何度もトライ&エラーを繰り返しました。勤める際に、1年間で営業の知識や経験を身に着け、30代に入るタイミングで独立すると決めていたので、当初の予定通り、「よしいける！」と思い切って退職し、今の生活に至ります。

お仕事の楽しさ・やりがい

お仕事の楽しさややりがいは、下記のようなときに感じています。

・個人契約プロスポーツ選手から、契約期間終了時に継続意思をいただけたとき！
・チームが日本一を獲ったときなど、非日常を味わうことができたとき！
・自分が予定していたスケジュールよりも、前倒しでお仕事を終えることができたとき！

大学で働いていた時には考えられなかった多くの人との出会いがあることも、この働き方になって良かったと思うポイントの一つです。今現在、1週間で平均20名程度の方の食事を支援しています。今の状態よりも食生活がより豊かになりそうだと感じてもらえる瞬間を多く産み出せたとき、大きなやりがいや達成感を感じています。

これから叶えたい夢・やりたいこと

場所を作ることが大きな夢です！
年齢も性別も生活背景も異なる多くの方々のお食事を拝見する中で、「なんでこんなにプロテインばかり飲んでいるんだろう……？」「慢性的なエネルギー不足で、頭痛などの症状はないのかな……？」なんて思うことが多々ありました。
簡単に食事や栄養の情報を手に入れることができる世の中だからこそ、正しいことを伝える場所。そして、そこへ行けば誰かと話しながら美味しいご飯を食べることのできるあたたかい場所を作りたいです。私の地元は千葉県の松戸で、畑や田んぼがあり、昔から近所の方に野菜や収穫物をよくいただいていました。そんな地元に可能であれば作りたいと思っています。

わたしにとっての「ウェルビーイング」とは

「やりたい！と思ったことに100%全力で取り組むことができる』
「チャンスを逃がさないために、スケジュールは自分で調整ができる状態を維持すること」が私にとってのウェルビーイングです。
昔から、頭で考える前に体が動き、「0か100か」の考えが強く……。
時には失敗もしますが、「思い立ったが吉日」というようにチャンスやご縁があったときに、いつでも挑戦することのできる状態を整えていることが、自分にとってのウェルビーイングな状態です。
また、日によって時間軸で時間をコントロールしたいので、今の働き方や生活も自分にとってウェルビーイングな状態です。収入によってはまだムラがあるので、今後の課題かなと思っています。まだ予定はなさそうですが、今後結婚したり家族ができたり、ライフステージが変わるタイミングでも、自分が働きたいときに働いて、ときには家族やプライベートの予定を優先したいです。

そして、自分のためだけではなく、誰かの笑顔のために全力で頑張り続けることのできるモチベーションを保てること。自分の幸せはもちろんだけど、周りの方々の食生活をより豊かにして、笑顔あふれる日々を送ることができるような支援を行うことを軸に、これからも精進していきたいです！