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栄養士として働く上で、社会人として適切なビジネスマナーを身につけることは欠かせません。
とくに新社会人にとって、マナーの良し悪しは信頼関係の構築に大きく影響します。
本記事では、新卒の管理栄養士・栄養士が気をつけるべき基本のビジネスマナーを解説します。

栄養士にビジネスマナーって必要?

栄養士は専門的な知識や技術を活かして働く職業ですが、社会人としての基本的なマナーも必要です。病院や福祉施設、企業などさまざまな職場で働く栄養士は、患者や利用者だけでなく、医師や看護師、取引先の担当者とも円滑なコミュニケーションを取る必要があります。

たとえば、適切な挨拶や敬語を使うことで、相手に良い印象を与え、スムーズな業務連携につながります。
ビジネスマナーは単なる形式ではなく、職場での信頼関係を築く上で重要な要素です。

基本のビジネスマナー

新社会人として身につけておくべき基本のビジネスマナーには、次のものがあります。

・挨拶:明るく、はっきりとした声で「おはようございます」「お疲れ様です」と伝える
・言葉遣い:敬語を適切に使い、「です・ます調」を意識する
・時間厳守:始業時間の5~15分前には準備を整え、遅刻や締め切りの遅延を避ける
・身だしなみ:清潔感のある服装(衣服、髪、爪など)を心がけ、職場の規定に従う
・名刺交換:名刺は両手で渡し、受け取る際も両手で持つ

これらのマナーを意識することで、円滑な人間関係を築き、信頼される社会人として成長できます。

報連相とは?

「報連相(ほうれんそう)」とは、報告・連絡・相談の頭文字を取った言葉で、社会人にとって欠かせないスキルです。

・報告:業務の進捗や結果をわかりやすく上司や先輩に伝える
・連絡:業務上の必要な情報を関係者に共有する
・相談:困ったことや判断に迷うことがあれば、自己判断せず、早めに相談する

報連相を徹底することで、職場のチームワークが向上し、業務がスムーズに進みます
特に栄養士の仕事は、チームで行われることが多いため、報連相の習慣をしっかり身につけましょう。

より信頼される栄養士になるには?

栄養士は患者や利用者だけでなく、多職種のスタッフとも連携するため、栄養士ならではのマナーもあります。
たとえば、食事提供時には患者や利用者の状態に応じて、適切な声掛けや配膳を行う気配りが大切です。また、食品を扱う専門職として清潔な身だしなみと衛生管理を徹底することも信頼される栄養士になるために欠かせません。
さらに、医師や看護師、介護士などと円滑に連携するために、相手の専門分野を尊重したコミュニケーションを心がけることも求められます。
基本的なビジネスマナーに加え、栄養士ならではのマナーも意識することで、信頼関係を築き、栄養士としての価値を高められるでしょう。

まとめ

新社会人の管理栄養士・栄養士にとって、ビジネスマナーは円滑な人間関係を築くための重要なスキルです。
挨拶や言葉遣い、時間厳守、報連相、名刺交換など、基本的なマナーを身につけることで、職場での信頼を得られます。
日々の業務の中で意識しながら、社会人としての成長を目指しましょう。




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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      6日前

      管理栄養士の村瀬由真さんによる「知っておきたいビジネスマナー」の連載がスタート!第1回では、押さえておきたい基本のビジネスマナーについて解説していただきました。

      拍手 0

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WRITER

栄養士が知っておきたい基本のビジネスマナー

村瀬 由真

大学卒業、管理栄養士の資格を取得 精神科病院にて勤務 給食委託会社にて勤務 現在、フリーランスとして栄養指導、Wedライターをおこなう 摂食障害に悩む若い世代の方から嚥下機能が衰えた高齢者まで、多くの方々と関わる経験を通じて、一生涯食を楽しむことこそ、幸せであると感じています。 毎日の幸せと健康な体を作る食の大切さを管理栄養士としてお伝えしていけたらと思います。

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