2019年末から話題となった新型コロナウイルス感染症は、約2年経とうとしている今現在も完全な収束とはなっておりません。一時は1日の新規感染者数が全国で25000人を超えるときもありましたが、今日時点では1000人を下回り、ようやく第5波の収束も見えたところだと思います。
ワクチン接種や感染拡大防止に尽力された皆様には深い敬意と感謝を申し上げます。
本コラムをご覧になられている方のほとんどが、日常的にマスクをしたり、会食の時には予防を意識したりと、感染拡大当時に発信されていた「新しい生活様式」は今ではすっかり馴染みのあるものになっているのではないでしょうか。
今回は、コロナ禍における私の業務の変化をお伝えいたします。
顔の見えないオンライン勉強会
私は業務の一環で商品や糖質についての勉強会をさせていただくことがあります。(詳しくはこちらのコラムをご覧ください。)
コロナ以前であれば、会社の一室やお客様先の会議室をお借りして対面で実施していましたが、コロナ禍では感染予防のために完全オンラインで実施しています。
対面では聴講者の反応を見ながら興味のありそうな内容の補足説明をしたり、少し話題を変えてみたりと、その場でアレンジしながらお話しさせていただくのですが、zoomやTeamsを利用したオンライン勉強会の場合は、カメラをオフにした状態がほとんどです。
そのため反応が見えず、興味を持って聞いていただけているのか、飽きずに聞いていただけているのかわからないところが難しいと感じています。
そこで、オンライン勉強会を実りあるモノにするために、2つのことを工夫しています。
できることをやる
1つ目は対面でお話しするときよりも声の抑揚を意識することです。
オンラインで資料を画面に映しているとき、こちら側の表情はなかなか伝わりません。そのため、どこが重要なのかわかりにくかったり、ラフな気持ちで聞いてもいいのか、真剣に聞いた方がいいのかもわからないと思います。
声の抑揚をつけることで話し手の表情は見えずとも、伝えたいことが伝わるのではないかと考えています。
2つ目は画面に動きをつけることです。
対面であれば身振りや手振り、表情が見えるので聴講者も集中力が続くと思いますが、オンラインになると画面を見ているだけになります。
YouTubeのような動画であれば動きがあるので飽きずに見れますが、ほとんどの勉強会は文字や数字が書かれた資料になるため、どうしても飽きやすいです。
そこで、意図的にスライドの枚数を多くして画面の切り替えで動きをつけたり、アニメーションを少し加えて画面に動きを付けることで、飽きずに聞いていただけるではないかと思います。
ウィズコロナに向けて
緊急事態宣言も解除され、徐々に対面でお話しする機会も増えてくるかと思いますが、またいつコロナの猛威にさらされるかわかりません。
感染しない、させないことはもちろんですが、対面・オンラインどちらも対応できるよう、準備はしっかりとしておきたいと思います。
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