• Q&A
  • 就職・転職経験について
    2025.01.13
  • 回答受付終了まであと53日

  • 栄養価計算におけるトマト水煮缶詰の考え方について

    短期大学栄養士養成課程在学中の学生です。

    食品成分表の使い方には様々な疑問がありますが、特に頻繁に使うにもかかわらず、
    考え方が分からない食品として、トマト水煮缶詰があります。

    【食品番号 06184 ホール 食塩無添加】ですが、
     備考に『液汁を除いたもの』と記載されています。

    トマト水煮缶詰を使う際は、液も使うことが多いですし、液にはトマトの成分が含まれていると思います。
    備考の記載をそのまま解釈しますと、液は使わずに、固形部分だけ使うことになります。

    トマト水煮缶詰を使用する際、どのように皆様は捉えられているのでしょうか。
    カット状の水煮缶詰もありますが、その場合は、別の食品を選択されているのでしょうか。

イートリスタの考え(1

    • 野口 友美
    • 野口 友美
      33日前

      ご質問いただきありがとうございます。
      食品成分表の使い方は複雑ですよね、疑問に感じるお気持ちよくわかります。

      さて、ご質問にあるトマト水煮缶詰についてですが、仰る通り備考欄には「液汁を除いたもの」と記載があり、これはトマト水煮缶詰の成分値に関連する内容になります。
      食品成分表に収載されている成分値を決定する根拠については、成分表の「第3章 資料」に掲載されていて、トマトの「ホール 食塩無添加」を見ると「成分値は、液汁を除いたものの分析値、四訂成分表収載値及び関係資料に基づき決定した」と記載されています。
      なぜ液汁を含まないのか、というところまではわかりかねますが、トマト水煮缶詰については、液汁を除いたものの成分値が収載されているということになります。

      実際にホールトマトを使用する際は液ごと使うことも多いですが、その場合の栄養価計算でもこの成分値を用いて計算することが一般的です。
      また、カット状の水煮缶詰については一致する食品が収載されていないので、1番近しい食品としてトマトの「ホール 食塩無添加」を用いて計算することが多いかと思います。
      食品成分表には私たちが口にするすべての食品の成分値が掲載されているわけではないこと、食品自体の個体差などもあるので、食品成分表を用いた栄養価計算では分析値のように厳密な数値を出すというよりは、あくまでもデータを使って限りなく近しい数値を算出するものと捉えるとよいのかなと思います。

      また、何かお困りの際はご質問ください。
      大学での勉強、がんばってくださいね!応援しています。

      拍手 6

    • 32日前

      詳しいご説明ありがとうございました。おかげで疑問点が解決しました。成分表の「第3章 資料」の存在も知ることができ、とても勉強になります。また、「分析値」としての捉え方との違いも教えていただき、考え方を整理することができました。

      拍手 2

ログインまたは会員登録が必要です

会員登録がお済みの方

ログイン

まだ会員登録をされていない方

新規会員登録

ページの先頭へ