COLUMN

執筆の仕事ではSEO記事に関わることが多々あるため、基礎的な知識は身につけておきたいものです。SEO(SEO対策)は奥が深く、短い記事ではなかなか伝えきれませんが、今回は要点を絞り、ライターが知っておきたいポイントを3つお伝えします。

ポイント①読者のニーズを満たす記事を作る

SEO対策でまず取り組みたいのは、読者のニーズを満たす、興味深く有益な記事を作ることです。これは実際にGoogleのガイドライン※1に記載されている内容であり、SEO対策の基本であるといえます。
SEO記事は基本的に「検索上位を狙うキーワード」に沿って執筆します。このキーワードから「読者は何を知りたいか?」を考えることが、有益な記事作りに大切です。
例えば「納豆 栄養」というキーワードで検索した読者は、何を知りたいと思いますか? 一番知りたいと思っているのは「納豆に含まれる栄養や効能」ではないでしょうか。簡単なようですが、ここがぶれてしまうと、読者のニーズと離れた記事になってしまいます。
詳しくは『構成案の作り方』のコラムで紹介しているため、ぜひ復習してみてください。

※1 Google:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを指します。

ポイント②キーワードを盛り込むす

SEO記事では、キーワードをタイトル・リード文・見出しに必ず盛り込む必要があります。Googleは検索エンジンのロボット(クローラー)が記事を評価しているため、キーワードがしかるべき場所に記載されていないと、記事が評価されづらくなることが理由です。
キーワードをしっかり盛り込むと、読者にとっても内容がわかりやすくなるため、有益な記事作りにもつながるでしょう。

ポイント③専門性・独自性のある記事にする

専門性・独自性のある記事にすることも、SEO対策では欠かせません。これは『「YMYL」「E-E-A-T」とは』のコラムでお伝えした、E-E-A-Tの評価を満たすために大切なポイントです。
栄養士・管理栄養士が執筆や監修をしていることがわかるようにすると、専門性の高い記事だとアピールできます。また、最新の一次情報をもとに執筆し、栄養士・管理栄養士にしか書けない記事を目指しましょう。例えば、読者の悩みに対して「栄養士・管理栄養士として、どのようなアドバイスができるか?」を考えてみてください。そうすると、独自情報を取り入れた、専門性の高い記事を作るイメージをつかみやすくなるのではないでしょうか。

まとめ

SEO対策については、『勉強の仕方』のコラムで紹介した書籍がとても参考になります。また「SEOライティング」というキーワードでGoogle検索すると、解説している記事があるので読んでみてもよいでしょう。
SEO対策がわかるようになると、依頼された仕事だけでなく、自身のブログやWEBサイトの記事を書く際にも重宝します。ぜひ知識を深めてみてください。


参考文献
Google:「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」、Google、https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide、(閲覧日:2024年3月4日)





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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
      234日前

      「管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするには」シーリーズの2回目は、SEO対策の基礎知識について解説いただきます。

WRITER

広田 千尋

保育園、保健センター、病院などであわせて13年の経験を積んだ後、2020年よりフリーランスとして活動を開始しています。 主な仕事は執筆、レシピ作成です。 執筆はわかりやすさを重視した記事作成を心がけており、執筆本数は1000本以上です。Eatreatアカデミーにて、ライティング講座の講師を務めさせていただいております。 またレシピ作成では、身近な材料で簡単に作れて、健康になれるおいしいレシピを心がけています。

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