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管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするために必要な知識について、全5回に分けて解説します。1回目は、記事を提出する前に必ず行いたい、最終チェックの仕方をお伝えします。記事の質を高める大切な作業なので、ぜひやり方を知っておきましょう。

提出前の最終チェックの必要性

記事の最終チェックは、提出する前に必ず行いたい作業です。わかりづらい文章をブラッシュアップしたり、誤字脱字や表記ゆれなどに気付いたりすることができ、記事の質を高めてくれます。
中でも、誤字脱字、表記ゆれがないかどうかは、必ずチェックしたいポイントです。これらは「最終チェックすれば気付ける間違い」であり、そのまま提出してしまうと、ライターとしての信頼にも関わってしまいます。
ぜひ次に紹介する3つのポイントを参考に、しっかりと最終チェックを行いましょう。

ポイント①時間をおいて全体を読み返す

執筆してすぐではなく、一晩または数時間ほど空けて最終チェックをしましょう。新たな気持ちで読むことができるため、わかりづらい文章や違和感に気付きやすくなります。
読んでみて「おかしいかな?」「意味がわかりづらいかも」という文があれば、よりよい書き方はないか考えてみて、書き直してみましょう。書き直し終わった後、最後にもう一度全体を読み返すようにすると、より違和感のない記事を作れます。
また「読みやすい文にするポイント6つ」のコラムで紹介した執筆のポイントが守れているかどうかも、チェックするようにしてみてください。

ポイント②内容の過不足はないかチェックする

文章の読みやすさだけでなく、内容の過不足はないかどうか、チェックするようにしましょう。書きすぎても読みづらくなりますし、書き足りなくても意味が伝わりづらくなります。具体的には下記に気をつけてチェックしてみてください。

・タイトルやリード文の内容が記事にすべて書かれているか
(例)タイトルに「おすすめレシピ」と書かれているのにレシピの記載がない→書き加えるか、タイトルを変更する

・理由や根拠、具体例がもれなく書かれているか
(例)「納豆は鉄が豊富です」と具体例がない→「納豆1パックで〇mgの鉄を含み、1日に必要な〇分の1量を補給できます」と具体的に書く

・同じ内容が何度も繰り返されていないか
(例)「納豆は栄養豊富」「納豆は栄養たっぷり」という内容が何度も書かれている→1~2カ所に絞る

ポイント③誤字脱字・表記ゆれを確認する

誤字脱字や表記ゆれがないかどうか、丁寧に確認しましょう。表記ゆれとは「たんぱく質」と「タンパク質」、または「朝ご飯」と「朝食」など、異なる表現で書かれている状態を指します。
確認するには、音読する、「読み上げ機能」を使って耳で聞く、印刷する方法などがあります。また表記ゆれが起こりやすい単語をメモしておくようにすると、確認しやすいでしょう。

まとめ

最終チェックは記事の質を決める大切な作業です。初めのうちはチェックリストを用意して、もれなくチェックできるようにするのもよいかもしれません。慣れない作業で時間がかかるかもしれませんが、ぜひ最終チェックをしっかり行うクセをつけましょう。





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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      266日前

      ライターとしてご活躍中の広田千尋さんに“管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするために必要な知識”を解説いただくシリーズの連載がスタートしました!

      拍手 3

WRITER

管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするには? ①記事の最終チェックの仕方

広田 千尋

保育園、保健センター、病院などであわせて13年の経験を積んだ後、2020年よりフリーランスとして活動を開始しています。 主な仕事は執筆、レシピ作成です。 執筆はわかりやすさを重視した記事作成を心がけており、執筆本数は1000本以上です。Eatreatアカデミーにて、ライティング講座の講師を務めさせていただいております。 またレシピ作成では、身近な材料で簡単に作れて、健康になれるおいしいレシピを心がけています。

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