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- 管理栄養士・栄養士の仕事
- 2024.04.26
管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするには
管理栄養士・栄養士ライターがステップアップするには? ③リサーチに関する知識
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管理栄養士・栄養士ライターが執筆をするときに、欠かせないのがリサーチ作業です。正確な情報に効率的にたどり着くには、どのようにリサーチするとよいのでしょうか?
また記事の最後に記載する「参考文献」の書き方も知っておきましょう。
効率的なリサーチ方法5つ
管理栄養士・栄養士ライターが正しい情報に基づいて執筆する大切さは『執筆するときに注意したいこと』でお伝えした通りです。しかし、正しい情報に行きつくには時間がかかることがあります。効率的にリサーチするために、下記の方法を試してみましょう。
①検索窓に「○○(検索したい単語) site:go.jp」と入力する
→政府機関の情報が表示される
②検索窓に「○○(検索したい単語) △△(公的機関の名称)」を入力する
→①で出てこなかった情報が見つかることがある(厚生労働省、農林水産省、消費者庁、食品安全委員会など)
③検索窓に「○○(検索したい単語) ガイドライン」
→健康や病気に関する記事はガイドラインがないか探してみる
④他の記事に書かれている「参考文献」の情報をチェックする
→①~③では見つかりづらい情報が見つかることがある
⑤教科書や専門書籍の内容をチェックしてみる
→WEB以上に詳細に書かれていることがある
情報源の種類(正確さ)には注意する必要がありますが、この方法で概ねリサーチが完結するかと思います。また執筆時にメモを残しておくようにすると、似たテーマを執筆する際のリサーチ時間を短縮できます。
参考文献の書き方
WEBサイトや書籍を参考に執筆したり、文章を引用したりした場合は、参考文献として記載する必要があります。これは著作権法に関わることや、客観的な根拠を示すためです。参考文献の書き方はいくつかありますが、基本的には下記の情報を記載します。
【書籍の場合】
著者名、書名、出版社名、出版年
【論文の場合】
著者名、論文名、書名、出版年、巻次、ページ
【WEBサイトの場合】
著者・発行者名、WEBページのタイトル、WEBサイトの名称、URL、アクセス日
もしクライアント側に執筆マニュアルがある場合は、それに従って記載しましょう。もしくは、執筆するメディアの他の記事に書かれている参考文献の書き方を参考にしてみてください。いずれもない場合は、MLAスタイル、SISTスタイルなどの参考文献の記載ルールがありますので、それにならって記載してみましょう。
参考文献への記載は注意が必要
参考文献に記載するのは、一般WEBサイトを避け、公的機関の情報を中心にするようにしましょう。一般WEBサイトは一次情報にあてはまらないため、記事の信ぴょう性を下げてしまう恐れがあります。また参考文献に記載してよいかどうかは、WEBサイトの「利用規約」を確認するようにしましょう。情報の利用がNGとなっている場合もあるため、トラブル防止のために確認が必要です。
まとめ
正確なリサーチができたり、リサーチした情報をもとにわかりやすく書けたりするようになると、管理栄養士・栄養士ライターとして活躍できる幅が広がります。
Eatreatアカデミーで開催している『本気で栄養士ライターを目指したい人向け講座』では、今回のコラム以上に詳しく、リサーチに関する知識や知っておきたい注意点についてお伝えしています。ライターとしての活躍を目指したい方は、ぜひチェックしてみてください。
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