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- スポーツ栄養
- 2018.02.16
スポーツをしている子供の栄養~ジュニア期(小学生~中学生)~
スポーツに初めて出会い、スポーツの楽しさや負ける悔しさなどを知るジュニア期(小学生~中学生)。この時期は、食習慣や身体の基礎を作る大切な時期です。スポーツをする子供たちの食事のポイントは、必要な栄養をしっかり満たすこと、食習慣を身に付けることにあります。
子供は成長に必要な栄養を考える
ジュニア期は成長期まっただ中。成長に必要なエネルギーや栄養素をしっかりとることが大事です。ここが大人のアスリートの食事と考え方が大きく違うところです。
大人は基礎代謝量に生活活動量をプラスしたエネルギー量を基準とします。スポーツ愛好家の方やアスリートは、そこに運動で消費される分を追加します。一方ジュニア期は、運動で消費する栄養の前に成長に必要な栄養を考えて、その次に運動で消費する栄養を考えます。
また、ジュニア期は味覚形成や食習慣を身に付ける大事な時期でもあります。いろんな味や食感を体験させてあげ、お箸の持ち方などの食事のマナー、3食を食べる、コンビニ&ファストフードの活用のしかたなども身に付けられるような献立にします。
間食を上手く使う
成長に必要な栄養や運動に必要な栄養を摂取するとなると量が必用です。しかし、ジュニア期は体が小さく、一度に食べられる量が多くありません。ジュニア期は、間食を「4回目の食事」として考えます。
エネルギー量、タンパク質、ビタミンが摂れるメニューにします。梅干のおにぎり、焼き鮭のおにぎりを持たせるのもいいですし、寒い季節には、コンビニで肉まんなどを買って食べるのもいいでしょう。フルーツヨーグルト、茹で卵のような、子供たちが自分で用意しやすいものもおすすめです。
スポーツ貧血に注意
ジュニア期は、体作りをしっかりする時期ですが、強度の高いトレーニングを続けていると貧血を起こしやすくなります。強度の高いトレーニングによって、筋肉内で鉄の必要量が増えること、発汗による鉄の喪失、ジャンプなど足の裏に強い衝撃がかかることによる赤血球の破壊などが貧血の原因となっています。陸上の長距離選手がトレーニングを続けていてスポーツ貧血になることもあります。貧血になると、持久力の低下、疲労感がとれない、などの症状が起こりやすくなります。また、近頃ではダイエットが原因で貧血になるジュニア選手が増えているようです。貧血になると骨も筋肉も成長ができにくい状態になるので注意が必要です。
お菓子を食事の代わりにしていないか、食事や体型についての考え方にゆがみがないかを確認することも大切です。そして、スナック菓子や洋菓子、和菓子でお腹を満たすのは、ビタミンの無駄遣いになること、身体が作られないこと、競技の結果が出ないことを理解できるように食育をすることが重要です。
みんなのコメント( 1 )
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- ID: 324
- 2364日前
スポーツ貧血って怖いですね。盲点でした。
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WRITER
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やまもと よしみ
おもてなしびよりは、2つの事業を展開しております。 一つ目が、「特定保健指導担当者向け講座」をオンラインで開講しています。 また、健保や健診センター、企業など法人向けの専門職研修も行っています。 「特定保健指導担当者向け講座」は、基礎編・知識編・ロープレ編の5講座で構成されています。 これから特定保健指導の世界へ飛び込む方、特定保健指導をはじめて間もない方、ベテランの方までご受講くださっています。 わかりやすい、不安が解消された、自信がついた、受講してよかったとお声をいただいる講座です。 特定保健指導担当者向け講座受講後は、フォローアップ講座もあり、受講者の皆様のスキルアップをサポートしています。 詳しくは、ホームページをご覧ください。 https://www.omobiyo.com/reservation_top 法人向けの専門職研修は、御社のお困りごと・悩み事をヒアリングし、御社オリジナルの研修をいたします。 https://www.omobiyo.com/914-2 専門職のスキルがあげれば、幸せになる人が増えると信じています。 おもてなしびより二つ目の事業が「おちゃぶラボ」です。 おもてなしびよりを立ち上げた原点です。 管理栄養士として「食」と「健康」に関わり、感じたことや学んだことから、食卓の再創、食卓をつなぎ、愛があふれる食卓を増やそうとオリジナルの食育プログラム「おちゃぶ®教室」、オーダーメイドの「おちゃぶ®食サポート」を展開しています。 「そろえる」「こしらえる」「おもてなす」でつくる食空間のことを『愛があふれる食卓(おちゃぶ®)』と呼んでいます。 おちゃぶを研究し、カタチにして発信しているのがおちゃぶラボです。 ご興味のある方、企業様、一緒に愛があふれる食卓を増やしませんか? https://www.omobiyo.com/ochabulab プロフィールをご覧くださりありがとうございます。 おもてなしびより代表のやまもと よしみです! 私は、大学卒業後、病院、地方自治体、スポーツクラブ、企業での健康教育・食事相談に従事していましたが、予防の大切さをより広く伝えたいと予防医学の世界へ飛び込みました。 特定保健指導は、制度が始まると同時に面談をメインに関わり、多い月では150名ほどの初回面談・健康相談を担当することもあり、今も産業保健チームの一員として特定保健指導を実施しています。 自然豊かな場所で幼少期を過ごし、この時に経験した、食や伝統、行事が暮らし礎なのですが、私の経験はとても貴重で豊かなものだったと管理栄養士になり気づきました。 食卓が鍵を握るを確信し、おちゃぶを発信するようになりました。 特定保健指導や専門職教育もおちゃぶを広げることに繋がると思っています。 《おもてなしびよりの目指すもの》 ☆愛があふれる食卓を増やす ☆愛があふれる食卓でカラダとこころをみたし 元気に!笑顔に!幸せに!
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