今回は、病院や学校での勤務を経て、現在は健康志向の方へ向けたお弁当、ケータリング業などに携わりながら、管理栄養士として活躍中の河内さんにお話をうかがいました。
これまでどのような活動をされてきましたか?
現在はアスリートやダイエットサポート、セミナー講師などを行っているのですが、過去には、急性期病院での調理や、小学校で学校栄養職員として食育・学生寮での献立作成に携わったり、飲食店での調理やヨガインストラクターとスポーツ栄養の企画などをしたり、さまざまな経験をしてきました。病院で糖尿病の合併症に苦しむ患者と関わったことで、予防医学を志すようになりました。
食事の内容を変え、アレルギー(喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎など)の症状が軽くなった経験から、食の大切さを実感しています。
管理栄養士を目指すことになったきっかけは何ですか?
昔から食べることが大好きでもっと詳しく食について学びたいと思ったことがきっかけです。また、高校時代に怪我で部活が続けられなくなった友人がいたのですが、食事で怪我が防げると聞き、スポーツ栄養に興味を持ちました。
大学時代の病院実習で病院に行った際、高血糖を放置して目がほとんど見えなくなっていた患者さんと関わり、栄養士として予防をやっていこうと決めました。まず病院で実際に提供されているものを知りたい、学びたいと思って就職先は病院に決めました。
管理栄養士になって大事だと感じたことを教えてください
学生時代に思っていたより、調理が大事だと感じました。もちろん栄養の知識はあって当然ですが、食材を実際に扱ったり、いろいろな料理を作ったりして経験を積み、自分の引き出しをたくさん作ることが大切だと感じました。
また、やりがいを感じるのは、セミナーに来てくださった方に「楽しく学べた」と言っていただいた時。クライアント様が晴れた顔で帰ってくれた時。自分の考えたメニュー、作ったメニューを美味しいと言ってもらえた時です。
将来は、予防医学を体現できるような管理栄養士になりたいです。また、人が好きなのでいつも周りに人が集まるような管理栄養士になりたいです。
管理栄養士・栄養士を目指す方へ
健康な身体を作るには必要不可欠な食。食を通して一緒にまわりの方たちを幸せにしましょう。