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アンチエイジングとは?

アンチエイジングとは抗加齢、抗老化を意味し、美容だけでなく予防医学の分野でも認知され始めています。老化現象を止める事はできませんが、その進みを遅らせることで、生活におけるQOLの向上に役立ちます。アンチエイジングでは運動、睡眠など多くの要素からアプローチが必要ですが、ここでは食事におけるポイントについて解説します。
わたしの考えるエイジングケアの3本柱は1.消化吸収力を高める、2.抗酸化対策、3.抗炎症対策です。それぞれ解説していきます。

1.消化吸収力を高める
人体の大部分はたんぱく質で構成されており、それらは細胞内で絶え間なく作り替えられて新旧交代しています。「この代謝を保つこと=若さを保つこと」ですが、そのためにはたんぱく質が極めて重要な栄養素となります。ヒトはたんぱく源を動植物から摂取しますが、そのままでは人体で利用できないため、一度バラバラに分解(消化吸収)し、DNAに従って人体利用できるたんぱく質に再合成します。この活動には多くのビタミン・ミネラル・酵素を必要とし、糖質や脂質と比較してかなりエネルギー消費が大きい代謝活動です。

バランスよく食べても、しっかりと消化吸収しエネルギー産生ができる能力がなければ体内利用できません。加齢とともに低下する消化吸収力をいかにキープし、代謝を保つことができるかがエイジングケアのキーポーントとなります。消化力=年齢の現れ、とも言えるでしょう。具体的には、よく噛んで食べ唾液や胃酸の分泌を促し消化力アップする事、添加物の摂りすぎに注意し腸内環境を整え栄養吸収の促進を助ける事、などが大切です。

2.抗酸化対策
「代謝を上げる=良い細胞を育てる」事と言えます。そしてすべての細胞活動は栄養に依存していますが、どんなに良い材料(5大栄養素)を摂取しても、細胞の働きが弱ければ代謝が上がりません。そしてその細胞の働きを弱める大きな要因の一つに、増えすぎた活性酸素があります。活性酸素は細胞やDNAを傷つけ代謝を阻害するだけでなく、血管内の脂質を酸化させ血流を悪くします。
特に代謝が下がってくる中年期以降はバランスよく食べているだけでは、効果が出にくいため活性酸素対策は必須と言えます。対策としては、解毒を担う肝臓では活性酸素が発生しやすいため、添加物やアルコールの摂りすぎに注意すること、スナック菓子や古い油などの酸化した食品の摂取を避け、こまめに抗酸化作用のある食品(フィトケミカルやビタミン、ミネラルが豊富な食品)をこまめに摂るようにするとよいでしょう。

3.抗炎症対策
先に述べたように、十分なたんぱく質はエイジングケアに必須ですが、動物は体内の炎症を抑えるためにたんぱく質を消費するため、体内に炎症があるとそちらに消費されてしまいます。炎症とは、歯周病、慢性胃炎、逆流性食道炎、脂肪肝などです。これらは自覚しにくいですが、胃腸に不調を感じる、口腔内が粘つく、咳払いが多い、ALT値が高い、睡眠の質が悪い、鼻水が黄色いなどの症状があれば要注意です。食事やサプリメントで補う前に慢性炎症対策をして、摂った栄養素がスムーズに代謝活動に回るようにしましょう。

1~3の対策に共通して言えるのは、添加物の摂りすぎや暴飲暴食に注意し、胃腸を健やかに保つことです。特別な事をするのではなく、日々の小さな積み重ねを大切にしましょう。

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      176日前

      Eatreat編集部です。今回のコラムはアンチエイジング食です。

      拍手 1

WRITER

アンチエイジング食 3つのポイント

篠塚 明日香

中医館 香(シャン)店主 NPO法人中医高級保健刮痧師 分子栄養クリニックカウンセラー AEAJアロマテラピー1級 アンチエイジングプランナー 慢性疲労、PMS、骨粗鬆症、不妊症、摂食障害など栄養不足による体調不良の改善を専門分野としています。 とくに体質(個体差)を重要視し、中医学・分子栄養学の両面からアプローチします。 カッサ、カッピングをプラスすることで改善のスピードが早まります。

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