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コロナ禍により、特定保健指導は対面での面談が制限され、ICTを用いた遠隔面談が主流となりました。しかし、遠隔面談はビデオ会議ツールを使うなど慣れない作業を行うため、苦手意識を持つ方も多くいらっしゃいます。
そこで、いつも通りのコミュニケーションをとり、スムーズに遠隔面談を行うためのポイントを今回はお伝えしていきます。

ビデオ会議ツールを使いこなそう!

ビデオ会議のツールとしては、ZoomやSkype、Google Meetなどがあり、ツールごとに機能もさまざまです。まずはこれらのツールを、気心の知れた友人や同僚、研修の場を借りるなど、失敗しても良い環境で気軽に操作してみましょう。実際に動かしてみると、いろいろな気づきがあると思います。

また、ビデオ会議ツールを使う際は、以下の内容を確認しておきましょう。
 ① 音声や画面が途切れないか、安定したインターネット環境であるか
  安定したインターネットの接続には有線LANがおすすめです。
 ② マイクやビデオのオンオフ機能を確認し、お互いの顔や声を見たり聞いたりできるか
 ③ 室内の明るさは適切か
  ビデオ映りを良くするため、自然光や照明を取り入れて室内を明るくします。
  画面に映る角度は証明写真のように頭から胸までを真正面に捉えるとよいでしょう。

人は見た目が9割という言葉通り、好印象を与える見た目や、面談の環境を整えることで、この人の話を聞こうという気が起こりやすくなり、保健指導による行動変容にもつながります。

画面共有機能を活用しよう

ビデオ会議ツールには、画面共有という見せたい画面を相手の画面に表示させる機能があります。画面共有を活用して、面談を行うと対象者の集中力を得やすく、こちらも説明がスムーズに行えます。個人的には対面の時よりも、対象者が自分の健診結果に興味を持ちやすいように感じます。
また、健診結果以外にも、健康に関する画像資料やデータなど、対象者にあった資料を準備し共有することで、対象者の理解が深まりやすくなります。

自分なりのToDoリストを作ってみる

厚生労働省ではICTを用いた遠隔面談の実施要項として、お互いの顔や声、しぐさなどを確認でき、支障なくコミュニケーションが取れる状態で、30分以上指導を実施することをあげています。
保健指導の対象者の中には、ビデオ会議に慣れていない方もおり、いざ遠隔面談を行うと、「画面が映らない」、「声が聞こえない」などのトラブルも起こります。このような事態にも焦らず対処できるよう、事前に案内する内容をまとめ、ToDoリストを作って遠隔面談の手順をまとめておくと、安心して指導に臨めます。

私が実際にまとめたToDoリストの例をご紹介します。
例)ToDoリスト
①対象者への事前連絡時
 □Wi-Fi環境確認 安定したインターネットの環境を勧める
 □健診結果など、個人情報が他に漏れないよう、イヤホンか個室での面談を勧める
 □健診結果があれば当日準備してもらう
 □映像音声が途切れた際、当日の連絡先電話番号を確認

②支援時
 □対象者入室確認後、ロックをかける
 □本人確認
 □保健指導目的、所要時間説明
 □個人情報取り扱い口頭同意    …など

遠隔面談の実施要項として、個人情報の適切な取り扱いについてもあげられています。
万が一、面談中のテレビ会議に他の誰かが入れないよう、ロック機能を利用することも個人情報を守るために大切です。

まとめ

遠隔面談では事前準備をしっかり行い、安心していつも通りのコミュニュケーションをとれるようにすることが大切です。また、遠隔面談を始める前に自分自身も落ち着いて待つ姿勢を作り、ホスト意識をもつことが、スムーズな指導につながると感じます。

 

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      15日前

      コロナ禍により、特定保健指導のスタイルは遠隔面談が主流になってきています。そこで、遠隔面談をスムーズに行うためのポイントを、イートリスタの関野良恵さんに解説していただきます。

      拍手 0

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WRITER

遠隔面談をスムーズに行うために

関野 良恵

学生時代、栄養学を学びとても素晴らしい学問だと目から鱗の毎日でしたが、社会人になって思うのは、人間自分の経験した事でしか相手に伝える事は出来ない!です。 人と関わり、ギブアンドテイクしながら生きていくのが人生なら、どんなに素晴らしい有用な事を伝えたくても、相手に伝わらなくては一方通行。思い込みの強い人で、お仕舞です。世の中自分を含め、ちょっと残念な事が多いような…。 まずは自分がよく理解を含め、毎日の生活に当たり、もって食を通じた仕事に活きてくると考えています。難しく考えず、リラックスして日常の何でもない繰り返しに光を当てる事が出来たなら、素晴らしい人生を送れるのかなと、娘たちの幸せを日々願い、過ごしています。

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