今回は、特定保健指導・高齢者訪問・疾病管理指導を月50件以上行い、個人事業主としてご活躍中の千葉七海さんにお話を伺いました。
管理栄養士を目指したきっかけは何ですか?
幼少期から食べることが大好きで「食に関わる仕事がしたい」とぼんやり考えていました。将来的に地元の八丈島で働きたいという思いが強く、「栄養士ならば病院や福祉施設、学校でも働けるのでは」と考えて栄養士養成校へ進学しました。
これまでどのようなお仕事を経験されてきたのですか?
短大卒業後は、大手給食委託会社に就職しました。2000人規模の社員食堂にて、献立作成や発注管理、衛生管理、人材管理、POP作成など一通りの業務を経験しました。着任当初は、発注したはずの食材が納品されない、あるはずのドレッシングがない…などバタバタの毎日でした。当時、上司や同期には本当に助けられたことを今でも覚えています。管理栄養士として健康へのアドバイスやイベント企画をする先輩の姿を見る機会が多く、「管理栄養士になりたい!」と強く思うようになりました。
その後、私立の認可保育園へ転職しました。ここでは、調理業務や食事介助、食育活動などを経験し、翌年は新規園の立ち上げを行いました。約3年間を過ごす中で、「もっと子どもについて知りたい」と思い、幼児食・離乳食アドバイザー の資格を取得しました。そして、念願の管理栄養士へステップアップすることもできました。
現在はどのようなお仕事をされていますか?
昨今のコロナ禍では、自分のやりたいことと向き合う機会が増えました。「自由な形で働きたい。自分の可能性を広げたい」と考え、思い切って個人事業主になりました。元々人と関わることや話すことが好きだったので、Eatreatのセミナーを受講後、特定保健指導を始めました。
現在は主に習慣病予防事業を行っている企業より委託を受けて 特定保健指導・高齢者訪問・疾病管理指導を月に50~100件程行っています。
管理栄養士になる前のイメージと、なったあとの感想などはありますか?
管理栄養士になったことで、自信をもって保育園での保護者対応・栄養指導ができるようになりました。
管理栄養士としてのやりがいを感じたことを教えてください
香川栄養学園の創設者である香川綾先生は「食は生命なり」と言葉を残しています。衣・食・住の中で、特に食事は欠かすことのできない部分だと私自身も考えており、その大切な部分に栄養士・管理栄養士としてアプローチできることにやりがいを感じます。
将来どのような管理栄養士になることが目標ですか
今までお世話になった八丈島の方々、短大の友人、前職の仲間に恩返しができる管理栄養士になることが目標です。出会った一人一人が、健康で幸せな毎日を過ごすサポートができるよう日々心がけています。将来的には、八丈島の農産物を各方面に発信できるようなお仕事もしてみたいです。
休日の過ごし方やリフレッシュ法を教えてください
旅行が好きなので、沖縄や四国、伊豆半島や北海道に夫とよく出かけています。地元の八丈島には2-3ヶ月おきに帰省して、海を眺めたりおいしいものを食べています。明日葉と島寿司は大好物です。
音楽も好きで、クラリネットを吹いたり演奏会のお手伝いをすることもあります。吹奏楽仲間と演奏会を開催することが将来の夢です。
今後に向けて一言!
管理栄養士としてフリーランスの今、本当にたくさんのお仕事に関わるチャンスが増えたと実感しています。良い意味で型にはまらず、どんなことにも挑戦していきたいと思います。