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    2023.10.26
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  • 産婦人科の非常食について

    産婦人科に勤めているのですが、非常食について他の産院はどのように対応しているのか教えていただきたいです。
    私の勤めている産婦人科は、非常食らしいものを準備しておりません…停電になっても自家発電があり、調理することは可能とのことでした。
    しかし、業者の配送もその時はきっとストップするだろうし、在庫でやりくりするのも限界があると思います。

    非常食をどのようにしているのか、発注先やどんなものを用意しているのか良ければ教えていただきたいです。

イートリスタの考え(1

    • 沼倉 真宝子
    • 沼倉 真宝子
      234日前

      ご質問いただきありがとうございます。
      産婦人科の非常食についてお答えします。

      農林水産省「ストックガイド」もよろしければ参考にしてください。
      https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/guidebook.html

      災害時に配慮が必要な妊婦さん、産褥婦さん、新生児等が多くいらっしゃる産婦人科では非常時に備える必要があります。
      BCP(事業継続計画)や非常時のマニュアルを策定し、災害時の想定を院内で実施することが大切です。
      自家発電も、燃料がどの程度持つのか、栄養科のコンセントは非常時に使用できるのか、水は貯水槽はあるのか等ハード面の確認もしていきます。
      自家発電できても、お産や医療行為優先で調理器具を使う程の電力は無い可能性もあります。


      産婦人科の非常食は、一般的な非常食と同じ考え方で問題ありません。
      長期保存できるアルファ米やパン、レトルトのおかずを中心に普段の食材もローリングストックしていきます。
      それに加えて、待った無しで来るお産の最中も効率的に栄養補給ができる飲料やゼリーもあると良いと思います。
      また、乳児用ミルクや哺乳瓶のストックも欠かせません。


      災害時1食目は、被災して食事どころじゃなかったり、厨房スタッフが居ない事も想定して、私が勤めていた産婦人科では入院時のセットにエネルギーゼリー飲料とシリアルバーのような物とペットボトルの水を付けていました。
      病室に常にあるので、1食目の心配をしなくて良いのと、患者さんにお渡しするのでストックや賞味期限の心配が無いです。退院時にそのままお持ち帰り頂いて家庭で召し上がっていただきます。
      ほとんどの方が若く、普通の食事を食べられる産婦人科だからこその対応です。

      乳製品やジュース類、ゼリー、パンは2食分は厨房にあるようにローリングストックしていました。
      【献立例】
      1食目:患者さん保管のゼリーとシリアルバー
      2食目:ストックのパンと乳製品
      3食目:厨房が使用できれば、冷蔵庫の中にある傷む食材から先に調理または非常食
      4食目以降:上記または非常食
      これを最低限9食分、可能であれば1週間分考えます。

      献立を作成と同時に、必要な非常食の数や内容を計算して揃えて行きます。
      一気に購入すると、予算も一度に多くかかる上に賞味期限が切れるタイミングが重なりその時にまた支出が増えるため、計画的に購入していきます。
      外で煮炊きができるように、カセットコンロや使い捨ての容器やスプーン、手袋などの備品も併せて考えます。

      私が勤めていた産婦人科は水害が起きると浸水する立地だったため、非常食は分散して院内に保管していました。
      病棟の棚にはミルクや調理が不要な非常食や水を、栄養科にはアルファ米や缶詰、レトルト品等を保管していました。

      発注先は、普段の食材は業者さんを分散させて食材を1社に集中させないように対策していました。
      A社がダメでもB社でなんとかなるようにしていきます。
      非常食は普段利用している卸業者さんから購入または、非常食の会社から購入することもありました。
      食数が少ないようでしたら、ネットからの購入も良いと思います。

      院内全体で災害対策委員が中心となり毎月活動して、避難訓練を頻繁にしながらシュミレーションを何度も行っています。
      自然災害だけではなく、院内で感染症のクラスターが発生したり、厨房の職員が体調不良で全滅したりの場合も同じように非常食や使い捨て容器を活用しながら給食を継続していきます。
      また、万が一の食中毒発生時や上記のような非常時用に外部からお弁当をとるような契約も結んでいました。
      どんな時でも、食事が継続して365日出せるように準備が必要です。

      少しずつ、対策を院内で検討してみてください。
      上記が参考になれば幸いです。
      追加のご質問があれば、お待ちしております!

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