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- 栄養の知識・食育
- 2017.02.03
子どもとカフェイン カフェインを減らせるデカフェ飲料とは?
子どもにコーヒーを飲ませても大丈夫?
小さな子どもにコーヒーを飲ませても大丈夫? ノンカフェインとデカフェはどう違うの? そんな質問を受けることがあります。最近、日本でも目にする機会が増えたデカフェをご紹介しながら、カフェインが子どもにあたえる影響を解説します。
国内でも普及しはじめたデカフェコーヒー
先日、米国系エアラインで旅行をした際、機内サービスでデカフェコーヒーがあり、トイレに行きづらいエコノミークラスで、とても重宝しました。デカフェコーヒーは海外ではすでにポピュラーで、コーヒーショップやスーパーでも簡単に手に入ります。最近、日本でも各メーカーが本腰を入れて発売しはじめ、デカフェコーヒー豆の輸入もずいぶん増えているようです。
デカフェとは
デカフェはdecaffeinatedの略で、元々カフェインを含んでいる飲食物からカフェインを取り除いたり、通常カフェインを添加する飲食物に添加を行わないものを指します。ただ、コーヒーに限らずデカフェは、カフェインがゼロというわけではありませんので、本当にカフェインを取りたくない場合は、注文の際に確認することをおすすめします。
〇デカフェコーヒー(カフェインレスコーヒー)
→コーヒー豆からカフェインを除去したもの。カフェインは少ないがゼロではない。
(海外では、薬品を使う製造方法もあり、安全性が懸念されているが、日本では行われていない)
〇代替コーヒー(ノンカフェインコーヒー)
→もともとカフェインゼロのタンポポの根や穀物、野菜などから作られる。
ちなみに英語では、ディキャフと発音し、「ディ」にアクセントをおかないと、通じませんので頼むときにはご注意を。
カフェインを含む飲み物
コーヒーのほかにも紅茶、お茶、ほうじ茶、ウーロン茶、玄米茶、栄養ドリンク、コーラ、また、カカオを含むココアやチョコレートにもカフェインは含まれています。一方、麦茶はカフェインを含んでいません。
カフェインが子どもにあたえる影響
カフェイン摂取による体への影響や作用時間は、個人差が大きく、同じ人でもその時の体調によっても作用が異なるということが特徴で、はっきりわかっていないのが現状のようです。
食品安全委員会 食品中のカフェイン ファクトシート
https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf
しかし、子どもはカフェインの感受性が高いといわれ、3才の子どもが昼間に大人のコーヒーを一口飲み、その夜眠れなくなってしまったという話を聞いたことがあります。カフェイン摂取に係る年齢制限はありませんが、カフェイン摂取の影響がはっきりしていないため、小さな子どもにはおすすめはできません。ただ、子どもは大人の真似をしたがるもので、コーヒーが欲しいとひどくぐずつく時は、デカフェをあたえてみてはいかがでしょうか。それでも念のため、夕方以降は避け、少量にしてくださいね。
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