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今回は、高齢者向けの食材を提供する、株式会社シルバーライフの生産部 購買・商品開発課係長で管理栄養士でもある横田啓(あきら)さんにお話をうかがいました。

株式会社シルバーライフとは?

私たち、株式会社シルバーライフは「食の観点から誰もが安心して歳を重ねていける社会を作る」ことを社訓に、日々ご高齢者様向けの食材を提供する仕事をしております。
私は食材の製造を行う工場で管理栄養士としての知識を活かし、商品開発および現場での調理を担当しています。
キッチンでの少量調理ではなく、大釜やスチームコンベクションを使った大量調理用製品の開発であるため、食材の選定から調理・包装のしやすさ、衛生的であるかといったことも考慮しなければなりません。メニューによっては栄養価を制限するものもあるため、それら全ての条件を満たしつつ、味も落とさないように…と考えることが多い仕事ですが、やりがいがあります。

シルバーライフのお弁当の特徴

シルバーライフのお弁当の第一の特徴は、大変豊富なメニュー数です。現在、700種前後のメニューを揃えており、飽きのこない献立構成を可能にしています。
カロリー調整食・低たんぱく食・やわらか食といった、食事に制限がある方向けのお弁当も同様に、栄養価に気を配った多くのメニューを取り揃えております。
また、調理方法においては大量調理で一般的となっている真空調理だけでなく、大釜での調理も併用しているため、味付け・歯ごたえにメリハリがついていることも特徴の一つです。

管理栄養士が語る商品開発秘話

私が、商品の開発を行う上で気を付けていることは、調理=「理を調える」ということを念頭に、食材・調理者・機器に対して無理が生じないように味を引き出し、お客様にご満足いただけるものを作ることを心掛けています。単なる手抜きではなく、適切な調理方法、機器、人数がそろっていれば工程の減少=味が悪くなるとは限りません。この点に管理栄養士としての知識や経験が活かされています。
仕事に就いた当初は、手鍋でテストした製品を大釜での調理に落とし込む際に味が定まらずひどく苦しめられました。
しかし、きちんと「理を調えて」あげることで製品が応えてくれることが分かった時は、言葉にできないような喜びがこみ上げてきたことは今でも覚えています。
シルバーライフのお弁当は食材の種類に富んでいるのが特徴で、その種類分だけ調理時に工夫を凝らしております。さまざまな知恵を活用したこのメニューのラインナップこそが、他社様にはない強みだと考えています。

今後取り組んでいきたいこと

新しい商品を開発する際、どうしても栄養価や製造工程を最優先に考えてしまい、華のないものになりがちなので、今後は「お客様をいかに楽しませるか」ということをもっと大事にして、開発に取り組みたいと考えています。幸い、工場には管理栄養士だけでなく経験のある調理人がいるため、みんなで力を合わせて、いい意見は積極的に取り入れて、よりお客様に喜んでもらえるものを作っていきたいです。

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      2006日前

      Eatreat編集部です。
      今回はシルバーライフさんの豊富なメニューが売りのお弁当のご紹介です。
      「お客様をいかに楽しませるか」というお弁当開発素晴らしいですね。

      拍手 5

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豊富なメニューラインナップ、シルバーライフのお弁当

Eatreat 編集部

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