新しい働き方を実践中！パラレルキャリアとして活躍する川島美由紀さんインタビュー

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管理栄養士・栄養士インタビュー

2019.10.04

新しい働き方を実践中！パラレルキャリアとして活躍する川島美由紀さんインタビュー

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posted byEatreat 編集部

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今回は、「食を通じて子育て世帯の両立をサポートする管理栄養士」として活躍中の川島美由紀さんにお話をうかがいました。

管理栄養士を目指したきっかけは？

小学生の頃、大好きだった祖父母を相次いで糖尿病が原因で亡くしたことがきっかけで、栄養士の資格が取得できる家政学部食物学科へ進学しました。

現在は、どのような仕事をされているのですか？

現在、エスキャリア・ライフエージェンシーにて“お手伝い教育で「自信力」を育む『エスキッチン』のサービス開発やマネジメントに携わっています。

以前は生活習慣病患者さんへの食事指導支援サービスの開発や特定保健指導などの仕事をしていましたが、出産を機に母として子どもの食事を考えるようになり、「食事指導は40歳以上では遅い」と感じていました。食を選ぶ力は社会に出る前から養うべきだと気づき、子どもの食育に興味を持ち始めて現在の職に就きました。

子どもたちに寄り添って成長を見守ることができ、ご家庭の笑顔を間近に感じられる食育サポーターの仕事は、とてもやりがいがあります。元保育園の栄養士さんなどが働いてくださっています。理念に共感いただける管理栄養士・栄養士、調理師、保育士、幼稚園教諭などの有資格者の皆さんと一緒に楽しく活動していきたいなと考えています。資格（本業）を活かして、新しい働き方を実践しています。

また、私はパラレルキャリアとして、1つの会社で働きながら会社にも了解を得て、キャリアアップやスキルアップ、自己実現のためにパラレル（兼業・副業）で働いています。パラレルキャリアとは「本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと」です。管理栄養士という資格（本業）を活かして、新しい働き方を実践しています。

パラレルキャリアとしてはどのような仕事をされているのですか？

大きくは３つあり、次のようなことを行っています。

① 飾り巻き寿司インストラクターとして、ガス屋さんで飾り巻き寿司教室を月2回開催
② 保健センターでの1歳半、3歳児の栄養相談
③ 遺伝子検査を使用した栄養サポートの監修及び実施

「本業を持ちながら、子育てをしつつ、時間をどうやりくりしているの？」と聞かれることもありますが、会社や夫の理解と協力があり、自分の強みの部分を活かした自己実現の場があるのはやりがいが感じられ、自分のキャリア形成にもなっています。

今後やりたいことなどを教えてください

今後、日本はさらに女性が活躍していく社会となっていくと思います。その中で、働くママがもっと気持ちと時間にゆとりを持って育児ができる世の中に変えられるように、エスキッチンのサービスが浸透していったらいいなと思います。「ワンオペ」から「マルオペ」へ、という考え方を広めることで、世の中の女性の考え方や日本の文化を変えていきたいですね。

エスキッチンでは、子どもへの「食育×共育」がとても重要だと考えています。「食べることは生きること」であり、食物を食べることにより人間の身体はできています。きちんとしたものを身体に取り入れられなければ、良い身体もできないし、良い仕事もできません。エスキッチンのサービスを通して、子どもの頃から食事を意識してもらえたらと思います。

さらにはご利用者様だけでなく、エスキッチンに協力してくださるサポーターの方々にも気持ちよく働いていただける環境を整え、携わってくださった方々が「この会社とお付き合いしていて良かった、楽しい、幸せ」と思っていただけるような会社を目指していきたいです。

また、管理栄養士として病気になる前の方が、気軽に相談できるような「かかりつけ管理栄養士」になりたいと思っています。生きているすべての人に対して、サポートできるよう日々情報アップデートを行い、精進していきたいです。

管理栄養士・栄養士を目指す人に向けて一言

最近は、キャリアや働き方について管理栄養士限定の交流会を開催しています。私自身が、ライフステージの変化によってキャリアに悩んだ経験から、食の資格を活かしながら、自分らしく生き生きと働くためにはどうしたらよいか、女性としての働き方や選択肢、ひとり職場である辛さやその解決方法などについて、交流ができたらと思います。
管理栄養士が今後もっと輝けるように、この交流の輪を広めていけたらいいなと思っています。