11月7日(木)、大田区道塚自治会館にて第2回「道塚サロン」が開催されました。
今回は講師の管理栄養士によるイベント報告をお届けします。
栄養講座をおこなった「道塚サロン」とは?
道塚サロンは地域の人が気軽に集まれる場で、大田区地域包括支援センターの協力により先月から始まりました。第2回はシニア対象に『フレイル予防』の栄養講座を行いました。この日は60~70代の男性3名、女性9名の方々にご参加いただきました。
栄養状態や食生活を振り返る機会
前半は「自分の栄養状態を知ろう」と題して、簡単フレイルチェックとして、輪っかテストを体験していただきました。次に、BMI、体重減少、血液検査値と食事の関係についてお話しました。
後半は「自分の食生活を振り返ろう」ということで、大田区のフレイル予防パンフレットを用いて、各自今日食べた食品数について振り返り、多様性のある食事をとることの大切さをお伝えしました。
また、わかりやすい資料と手ばかりを使い、バランスの良い食事の組み合わせや量についてお伝えしました。そして「何を食べるか」に加え、食事の回数、環境、咀嚼数など「どう食べるか」という食べ方の重要性にもふれました。皆さんと会話やワークをしながら楽しくお話させていただきました。
栄養講座の後は大田区地域包括支援センター西蒲田の職員さんによる認知症予防の体操を体験。手足や頭など全身を使い楽しみました。
一人一人の食の状況を相談しあう
最後は皆さんと茶話会で盛り上がりました。帯状疱疹の痛みで食欲が中々戻らず50kg台の体重が40kg台へ落ちてしまった女性は、1日のたんぱく質目安量を取りきれていないと話されていました。
ご飯が目安量より多く、肉魚をほとんど食べていなかった男性のBMIは25以上。自分の食事が偏っていたことに気づかれ、気をつけようと思うと話されていました。
一方、食欲が止まらず、目安量では足りずに食べすぎてしまうと話される女性もいらっしゃいました。一人一人状況は違いますが、健康に生きるために自分の栄養状態や食事について振り返る機会になったのでは?と思います。
道塚サロンには一人暮らしの方も多く参加され、よい社会参加の機会の場となっていると感じました。皆さんの笑顔があふれ、アットホームな会でした!
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