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    2023.01.10
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  • 産婦人科管理栄養士の仕事について

    産婦人科での管理栄養士の仕事を1から立ち上げるにはどうしたらいいか教えていただきたいです。
    これまで、短大を卒業後保育園や老人ホームで栄養士として働いてきました。
    調理など厨房での仕事が主で、献立作成の経験もなく、栄養指導などの栄養管理の経験もありません。
    産婦人科に転職してからも、主に厨房で盛り付けや洗浄などがメインでした。献立も調理師が立てていて、それを栄養計算しています。
    私に任されている仕事は、アレルギーのある患者さんの聞き取りと、月に2回ある母親学級が主な仕事です。
    管理栄養士の仕事をしっかりやっていきたい思いはあるのですが、何から始めていけばいいのか、一人職場で相談できる人も周りにいなくて、良ければ教えていただきたいです。宜しくお願いします。

イートリスタの考え(1

    • 沼倉 真宝子
    • 沼倉 真宝子
      433日前

      ご相談いただきありがとうございます。
      一人職場で周りに気軽に相談ができず、不安な気持ちになりますよね。
      産婦人科に勤めている管理栄養士自体が少ない現状です。
      そのため定型は無く、そこで何を求められるかにより仕事が大きく異なります。
      私自身、そんなレアな産婦人科に長らく勤めておりました。
      とてもやりがいがあり、充実した職場でした。
      そんな経験も踏まえ、まずは主な産婦人科のお仕事をご紹介します。他の給食施設と重なる部分も多いです。
      <給食管理>
      ◆献立作成
      ◆発注、食材の検収、在庫管理
      ◆調理、盛付、配膳、下膳、食器洗浄、調乳、おやつの作成
      ◆入院時食事療養費をとる場合は書類の管理、保健所の監査の対応
      ◆アレルギーの聞き取りや対応
      ◆嗜好調査
      ◆物品管理
      ◆棚卸
      ◆お祝いメニューの演出
      <栄養管理>
      ◆必要に応じて栄養管理計画書
      ◆入院患者の栄養管理(食事量の把握や悪阻などの個別対応)
      ◆入院・外来での栄養指導、食事相談(加算が算定できない指導は院内で定めた自費で請求可能)
      ◆情報発信(配布資料、ニュースペーパー、SNS、掲示物等)
      <教室>
      母親学級、両親学級、離乳食教室、幼児食教室など

      上記がざっくりとした仕事内容です。
      (職場や管理栄養士の人数により業務内容が異なる事をご了承ください)

      現在のお仕事内容としては、アレルギーの聞き取りと母親学級が主なお仕事という事で、患者さんとの直接の関りを職場では主に求められていると思います。
      時間に余裕ができてきたら、アレルギーの患者さん以外の方ともお話をすると良いと思います。患者さんのニーズに応えて行く事で、おのずと次の仕事がどんどん見つかると思います。
      また、母親学級を丁寧に対応することで(資料作りやきめ細やかな相談体制など)、安心して出産を迎えられますし、第2子・第3子とまた同じ所で出産をする動機にもなり、職場にとっては非常にメリットが大きいです。
      その学級内容を充実させて、少しずつ教室の種類を増やしていくのも1つです。
      妊産婦の食事や赤ちゃんの事は他のライフステージと比べて特別な事が多いです。そこをまずはしっかりと勉強して把握することで自信にもつながると思います。
      産婦人科の管理栄養士の横のつながりのネットワークもあります。少数派同士情報を共有して、士気を高めて行く場(勉強会や学会)もあります。

      妊娠中や子育て中は愛する我が子を思うのとホルモンバランスの影響でとても不安になったり、情報検索をしすぎて情報に溺れるケースもあります。コロナ禍で気軽に里帰りもできず、より孤独になる親子もいます。
      そんな時に笑顔で温かく寄り添ってくれる管理栄養士になれたら、お母さん達はとても心強いと思います!
      産婦人科の管理栄養士として充実した日々が過ごせるようお祈りいたします。

      追加のご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問合せください。

      拍手 9

    • 430日前

      返信ありがとうございます。
      沼倉さんに相談できて本当に良かったです。
      勉強すればするほど、自分にない知識が沢山あって不安になったり、自信が無くなったりを繰り返していました。
      何事もやってみなくては自分のできる事、苦手なことは本当の意味で分からないですね。
      私は目立つことがとても苦手で、人前で話すのもとても苦手です。
      でもその根底にあるのは、自分に自信がないからなんだと思いました。
      自信をつけるためには、自信がつくまで知識を身につける事と、それを実践で活かす事ですね。
      相手の立場になって、寄り添える栄養士になりたいです。
      自分の経験が役に立てるように、アドバイスしていただいた事を一つ一つ取り組んで頑張ってみます!
      本当にありがとうございました!!

      拍手 4

    • 沼倉 真宝子
    • 沼倉 真宝子
      430日前

      新しいご相談ありがとうございます!
      現状を維持できることはとても大切なことです。
      勉強しながら毎日頑張っていらっしゃるのですね。
      後は、どう自信を付けて行くかですね!

      辛いご経験もおありですので、それが絶対に役立つ日が来ます。
      おっしゃるように、経験しないと見えない世界や悩みがあります。
      でも、管理栄養士は糖尿病じゃなくても糖尿病患者さんの指導をするし、透析の経験がなくても透析患者さんの指導をしますし、嚥下障害が無くても嚥下調整食の作り方をお話したりします。
      相手と同じ経験をしなくても、管理栄養士としての知識を身につけその後は実践あるのみです。相手の立場に立ち、寄り添うことがそれをカバーします。
      つまり指導や相談の場数を踏むことで、勉強した知識が役立ち自分の得意な事や苦手なことが分かると思います。
      インプットの後は、アウトプットしないと本当の習得は難しいです。
      誰でも最初から上手くいかなくて当たり前です。恐れず、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

      いろいろ伝えたい思いはあると思いますが、相手が何に困っているのか、客観的に見て何が優先事項か、相手はどんなことだったら実践できそうか等を大切にすると良いと思います。
      ブライダルドックや人間ドック等の1度きりの指導も同じです。
      限られた時間の中では、正しい知識を一方的にお話するのではなく、
      相手に必要な事を見極めて、その方がそれを見つけて改善できるように導くのが理想です。
      10個指導されても、実際に1個もできなかったら効果が無いですし、
      たった1個でも相手に響いてそれを実践したり継続してくれたらとても有意義なことだと思います。
      相手が自分で選択して、実行する支援ができるといいですね。

      きっと、ここにご相談いただいた時点で覚悟が決まっていると思います。
      一歩を踏み出したい思いがあるはずです。
      どうか、その思いを大切にしてください。

      拍手 3

    • 432日前

      コメントありがとうございます。
      なかなか1歩を踏み出す勇気がなく、自分にも自信がなく現状のままをキープしてしまっていて、自分でもとても情けなく思っています。
      参考書などで勉強しても、いまいち自分の知識として植え付けられていないような気がしています。
      結婚して、流産を2回経験して、自分自身がなかなか妊娠出産にたどり着けないもどかしさもあります。
      妊産婦さんの食事などについては自分も少しだけ経験しているのでお話しできそうなのですが、離乳食やお子さんの食事については自信がありません。
      離乳食についてや幼児食の参考書などはたくさん出ていますが、勉強して身につく知識と、実際に子育てしているお母さんたちが経験する独特の悩みなどに応えられるのか、無責任なことは言えないのでそういった場合はどのように対応すべきなのかよければ教えていただきたいです。
      ブライダルドックや人間ドックの方の栄養指導もしていくことになりそうなのですが、1回の栄養指導で終わる場合はどんなことを主に指導すべきなのでしょうか?

      拍手 5

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