第37回管理栄養士国家試験が、令和5年2月26日(日)に施行されます。受験票は毎年2月上旬頃から郵送によって交付されますので、皆さんの手元にも少しずつ届いているのではないでしょうか。
本コラムでは、国家試験本番まで30日を切った直前の勉強ポイントや過ごし方、国家試験当日の心構えをお伝えします。
これまで使用してきた問題集を振り返る
試験直前は、新しい問題を見て不安になるよりも、これまで勉強してきた問題をより確実な得点源とするために時間をかけていきます。
模擬試験ですでに120点を超えている方は、徹底的に仕上げる段階です。これまで使用していた問題集をもう一度振り返り、その中で忘れている知識があれば覚え直しましょう。その際、得意科目だけや苦手科目だけと絞ってしまうと記憶が偏りやすくなるため、毎日全科目に目を通すことをおすすめします。
模擬試験で120点を超えられていない方も諦める必要はありません。問題集の中から、正答率が60%以上で「頻出問題」といわれる基本的な問いを中心に振り返り、確実に得点することを狙っていきましょう。問題が解けないと焦るよりも、問題が解けることを自信につなげて、ポジティブな状態を維持することが大切です。
体調管理に気をつける!
まだまだ新型コロナウイルスの感染者も多いことに加え、今の時期は風邪やインフルエンザにも注意したいものです。当日の体調不良により受験を欠席することのないよう、「手洗い」、「咳エチケット」、「人混みを避ける」などを意識して過ごしましょう。
また、焦りから深夜まで勉強してしまう方もいますが、睡眠をしっかりととることも大切です。記憶を定着させるためだけでなく、たくさん使った脳と体を休ませなければなりません。
睡眠環境は、薄暗く、物の形がうっすらとわかる程度の明るさが良いとされています。真っ暗な空間は心理的に不安感と緊張感を与えやすいので、睡眠の質を上げるためにも常夜灯などがあればご活用くださいね。
国家試験当日はリラックスして♪
国家試験当日は、天候や公共交通機関のトラブルがあっても遅刻しないよう、時間に余裕を持って会場へ向かいましょう。時間の余裕は心の余裕にもつながります。
また、午前の部と午後の部の間にある休憩時間に午前中の答え合わせをしたくなるものですが、答え合わせは試験終了後に行いましょう。休憩時間に答え合わせをすると、間違っていた場合に不安になって午後の部で集中できない可能性があります。休憩時間は昼食とお手洗いを済ませ、午後の部の最後の復習に充てましょう。
自分を信じて、残りの期間も頑張ってくださいね。応援しています!
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