1年に一度きりの国家試験、そう思うと誰でも緊張や不安を感じると思います。私が受験をしたときも1週間くらい前からソワソワしてしまい、当日は過呼吸になるくらい緊張したことを今でも覚えています。
しかし、過度な緊張をかかえたまま本番を迎えると、本来の力を発揮できないことにもなりかねません。ベストな状態で試験に臨むためのコツについて、私の体験をもとにお話します。
「自信がない」にどう対処するか
自信を持つには「解ける問題を増やすこと」に尽きます。なんだか当たり前の話ですが、とくかく勉強する以外に自信を持つ方法はありません。
私の場合、試験1カ月前の頃は、とにかく模試をできるだけ多く受けました。ここで合格点が取れていれば「安心感=自信」となり、当日も落ち着いて試験に臨めます。模試で解けなかった問題は、どんどん単語帳に書き写して持ち歩き、隙間時間に暗記します。試験当日まで1つでも多く覚える事を繰り返します。
自信は自分の成功体験の積み重ねによってついていくものです。自信がないと感じる方は、直前まであがいても仕方がないなどと考えず、淡々と解ける問題を増やしましょう。
試験前の緊張や不安を取り除く方法
なぜ不安になったり緊張したりするのでしょうか? 自分なりの理由を洗い出してみましょう。「当日寒かったらどうしよう」「体調が悪かったら」「遅刻したら」「忘れ物しないかな」など理由を出したら、これらすべてに対して事前準備とシミュレーションをしておきます。例えば、一度会場まで行ってみる、電車が遅延した場合の代替手段を考えておく、前泊用のホテルの設備を確認しておく、温度調整しやすい服を準備する、当日の持ち物リストを作っておく、などの対処法を準備し計画的に進めます。「仕事は段取りが8割」というように、準備が早めに整っているほど、不安が少なくスムーズに本番を迎えられますよ。
最優先は体調管理! 受験生におススメのドリンク
何はともあれ、一番大事なことは体調管理です。試験前の1カ月間は、風邪などの感染症にかからないように食生活を整えましょう。免疫力を保つためには十分な睡眠やバランスのよい栄養摂取が欠かせません。栄養素の中でも試験直前に強化したいのはビタミンCです。ビタミンCには、ウイルスなどを排除する白血球の遊走性を高める働きがあります。試験前の緊張によるストレスでビタミンCを消耗している可能性がありますので、こまめにとるようにしましょう。
今回は、私が試験前によく飲んでいた「レモン生姜ドリンク」のレシピをご紹介します。レモンのビタミンCが免疫力に貢献するだけでなく、生姜が胃腸を温めて消化力をUPし、栄養の吸収を良くしてくれます。また天然のはちみつには、ブドウ糖と果糖が分解された形で含まれるためすぐにエネルギーになりやすく、脳を酷使する勉強中のドリンクとしてもおススメです。ぜひ、参考にしてくださいね。
レモン生姜ドリンク
【材料:1杯分】
・お湯…200㏄
・はちみつ…大さじ1
・レモン汁…大さじ1
・生姜のおろし汁…少々
【作り方】
①マグカップにお湯以外の材料を入れて混ぜる。
②お湯で溶いて完成。(お好みでレモンスライスをいれてもOK)
関連コラム
・管理栄養士国家試験の勉強法