第36回管理栄養士国家試験が、令和4年2月27日(日)に施行されます。今年度受験される方や来年度以降に備えている方へ向けて、毎年Eatreatで解答速報を作成している私が、本番まで60日を切った年明け後の勉強ポイントと過ごし方をお伝えします。
新しい問題集は買う必要なし!
本番まで60日を切ったこの時期は、新しい問題集を買わずに、これまで使用してきた問題集を完璧にすることを目標とします。前回のコラムでご紹介した問題集やご自身で選んだ問題集を、徹底的に自分の知識として落とし込んでいきます。
特に午前科目の「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「基礎栄養学」、「応用栄養学」、午後科目の「臨床栄養学」は単純な暗記科目ではなく、根本を理解していないと正解することは難しいため、時間をかけて取り組みましょう。
模擬試験の復習もしっかりと!
多くの模擬試験は、国家試験の出題ガイドラインに準拠し、過去の問題の分析に基づいて作成された予想問題です。この模擬試験で約60%の正答率に到達できると、合格基準をクリアしていると考えられます。
学生の場合は学校単位で、社会人の場合は個人で申し込むことの多い模擬試験ですが、案外受けっぱなしで復習しない方が多い印象です。あくまで予想問題ではありますが、より学びを深めるチャンスですので、間違えた問題はしっかりと復習することをおすすめします。
勉強にラストスパートをかける時期として、自分の得意科目と不得意科目をしっかりと把握した上で勉強を進めましょう。
勉強dayのスケジュール例
ここで、実際に私が受験生だったときのスケジュールをご紹介します。
卒業論文を提出し終え、ゆっくりと年末年始を過ごした年明けの1日です。
1日の総勉強時間は9〜10時間程度で、主に大学の研究室や図書館、近所のカフェで取り組んでいました。私の場合は誘惑の多い自宅での勉強は苦手だったため、なるべく外に出て勉強するようにしていました。
また、8:00〜19:00までしっかり勉強しているという自信があったので、家では一切勉強しませんでした。私の場合は、自宅はリフレッシュ&リラックス空間であると捉え、メリハリのある生活を意識していました。このメリハリが、上手にストレスコントロールできるコツだと思っています。
国家試験が近づいている焦りと年末年始のゆったり感で葛藤も生まれやすい年明けですが、この生活も残り60日と自分を奮い立たせ、自分に合った勉強場所や勉強時間、リフレッシュ法やリラックスできるアイテムなどを見つけてストレスコントロールしましょう!
最近は新型コロナウイルスのニュースも減ってきていますが、今の時期はインフルエンザにも注意していきたいですね。「手洗い」、「咳エチケット」、「人混みを避ける」などを意識しながら、引き続き自己防衛して万全な体調で国家試験を迎えられることを願っています。
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