食のプロフェッショナルである管理栄養士・栄養士も正しい知識を問われることがある食品表示。本コラムでは「加工食品」にフォーカスを当てて、食品表示の基本について解説します。
食品表示基準の概要と加工食品
食品表示には多くの法律が関係していますが、中心となるのは食品表示法です。食品表示法の「食品」とは、全ての医薬品や医薬部外品を除く飲食物を指します。この食品表示法に基づいて、具体的な食品表示の内容を定めているのが「食品表示基準 」です。
この食品表示基準は、食品を加工食品、生鮮食品、添加物に区分し、それぞれの表示を規定しています。その中で加工食品は「製造又は加工された食品」と定義されており、食品に何らかの加工・調理を施したものを指します。
食品表示基準で定義されている加工食品の種類は下記の通りです。