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子どもにとってのおやつとは?

子どもにとっておやつ時間は楽しみの一つであり、発育・発達のための栄養補給の役割を果たしています。しかし、たくさん与え過ぎてしまうと虫歯や肥満の原因にもつながりますし、ご飯が食べられなくなってしまうこともあります。
子どもは1日に必要なエネルギー量が、体重1kgあたりでみると、成人の約2~3倍となりますが、子どもの胃の容量は小さいため、3回の食事では必要な栄養素を補いきれません。そのため、おやつはエネルギー量を補うための「4回目の食事」と考えることが大切です。

おやつの適量はどのくらい?

おやつの量や回数は、年齢によっても異なります。量の割合は、1日に必要なエネルギー量の約10%~20%くらいが良いと言われていますが、あくまでも捕食(補う食事)として考えましょう。次に年齢別の目安について見ていきましょう。

【年齢別の目安】
●1~2歳 
午前・午後に1回ずつ。活動量が少なければ1回でも良いでしょう。
約100~150kcal/日

●3~5歳
午後1回。早寝・早起きで活動量が多ければ、午前もあげて良いでしょう。
約150~200kcal/日

おやつを与える時の気をつけるべきポイントは?

おやつを与える時は、時間を決めてだらだら食べさせないことが大切です。また、ケーキや飴などの糖分が多いお菓子やポテトチップスやチョコレートなどの油が多いお菓子、スナック菓子などの、塩分が多いお菓子は、摂り過ぎに注意が必要です。
また、キャンディやグミ、ナッツ類などは、どれも小さく喉に詰まりやすいので、遊びながらや歩きながらではなく、座わらせた状態であげるようにしましょう。

おすすめのおやつは?市販のお菓子の選び方

3回の食事では不足しがちなエネルギーやビタミン、カルシウム、鉄などを多く含むおやつがおすすめです。
例えば、果物やドライフルーツ、ふかし芋、ヨーグルト、チーズ、サンドイッチ、おにぎりなどが良いでしょう。
市販のお菓子には、砂糖や油、塩分が多く含まれているものが多いので、購入する際は、食べ過ぎを防止するためにも、なるべく個包装にされているもの、保存料・着色料を使用していないもの、ノンフライのもの、加工度が低く原材料の種類が少ないものがおすすめです。
歯がはえそろう3歳くらいからは、小魚や芋けんぴなど噛み応えのあるおやつを取り入れると、あごを鍛える練習にもなります。

おやつ時間は水分補給の役割も

子どもは体温が上がりやすく、思った以上に汗をかきます。夢中で遊んでいると、喉が渇いたことを忘れてしまうこともあるため、おやつのタイミングで一緒に麦茶や牛乳、野菜ジュースなどを飲ませて水分の補給をすることも大切です。ただし、甘いジュースなどは、虫歯や肥満の原因にもなるので、控えた方が良いでしょう。 

まとめ

子ども達にとって楽しみの時間の一つであるおやつの時間。必要な栄養を補うことだけではなく、心の栄養としても大切にしていきたいものです。一人で食べさせるのではなく、みんなで一緒に、楽しく食べることをおすすめします。

 

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みんなのコメント( 1

    • Eatreat 編集部
    • Eatreat 編集部
      1571日前

      Eatreat編集部です。子どものおやつをテーマに、イートリスタの川島 美由紀さんが解説します。夏休みや家で過ごす時間が増えているので、ぜひ参考にしてください。

      拍手 1

WRITER

子どものおやつの考え方・量・選び方について

川島 美由紀

一児の母。大学卒業後、建設会社に勤務。医療系ベンチャー企業に転職し、全国約800の医療機関に食事指導支援サービスの提供や食事指導のプロを目指す栄養士のポータルサイトの企画開発・運営全般に携わる。その後、特定保健指導の委託会社に転職。今までに食事指導した延べ人数は、15000人以上。 自身の産後を期に、ママだけが一人で頑張る世の中を変えたいという想いから、子育て両立支援事業会社に転職。家族支援サービスとしてお手伝い教育で子どもの「自信力」を育む食育プログラムの企画開発・運営に携わる。 現在は、保育園向け給食支援サービスを提供する会社にて食育コンテンツの開発に携わりながら、保健センターでの乳児健診、1歳半健診、3歳児健診時の栄養相談、離乳食指導、食品メーカー様向けレシピ開発、コラム執筆などで活躍中。 【個人での主な仕事】 保健センターにて1歳半・3歳児の栄養相談、離乳食講座、親子クッキング教室、 地方自治体にて両立のための時短料理講座、お出かけ情報サイトいこーよにてコラム執筆、遺伝子検査×栄養サポートの開発・監修、ミス・グランドジャパン2018・2019の栄養サポート、飾り巻き寿司教室を定期開催など

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