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  • 栄養指導方法について
    2022.04.06
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  • マービーとラカント

    高齢の糖尿病患者様にマービーをつかうように医師が指示していました。
    マービーとラカントの違いはどうちがうのでしょう。
    またマービーは砂糖の代わりにオススメしていいのでしょうか。教えてほしいです。

イートリスタの考え(1

    • 沼倉 真宝子
    • 沼倉 真宝子
      41日前

      ご質問いただきありがとうございます。

      結論から申し上げますと、患者様の食生活をよく確認し必要があればマービー、もしくはラカントをおすすめするのが良いと思います。糖尿病だから絶対使った方が良い!とは正直言いきれません。

      マービーは1971年、食事療法を支えるために誕生しました。50年もの間、広く使い続けられています。
      多くの病院で使用されており、実際に私が勤めていた病院でも、マービーのジャムやゼリーなどを糖尿病の患者様に使用していました。栄養指導でもサンプルをお渡しすることがあります。

      マービーはとうもろこしや、じゃがいものデンプンから作られた「還元麦芽糖」が原料です。砂糖に比べカロリーが低く(上白糖384kcal/100g、マービー200kcal/100g)、血糖値を緩やかに上昇させます。甘みは砂糖の約8割です。
      つまり、マービーは甘みを求めて多量に使用すると、血糖値を上昇させたりカロリーオーバーになります。患者様は、カロリーゼロ、糖質ゼロだと思って使用されている方もいますので、患者様におすすめする場合はその注意点や使い方を含め指導する必要があります。

      一方、ラカントですが、1995年に発売されました。羅漢果(らかんか)の高純度エキスと とうもろこしを原料とする天然甘味成分「エリスリトール」を合わせた甘味料です。羅漢果は、ウリ科の植物で古くから漢方として使用されていたそうです。こちらはマービーとは違い砂糖と同じ甘さなので、レシピの砂糖をラカントに置きかえるだけで手軽にカロリーダウンできます。ラカントはカロリーゼロで体内で吸収されない糖質のみを含むので、血糖値にも影響しません。

      マービーもラカントも多量に使用すると下痢をするので注意が必要です。

      上記をまとめますと
      ◆マービーは砂糖より低カロリーで、血糖値を緩やかに上昇させる。病院で広く利用されている
      ◆ラカントはカロリーゼロ、糖類ゼロで血糖値に影響しない

      それぞれ味や使用感も異なりますので、患者様の嗜好や砂糖の使い方を確認して頂けると良いと思います。

      主治医が糖尿病=マービーと思って指示をしたのか、患者様の生活背景を知ってマービーを指示したのかも、主治医に確認が必要かと思います。

      また、患者様がご高齢とのことですので、そちらも気になります。
      本当にマービーに切り替えた方が有益なのかは、栄養指導で生活習慣をしっかりと聞き取りをして頂けると良いかと思います。砂糖はほぼ使わない生活で、炭水化物がとっても多い生活でしたらマービーに切り替えただけでは血糖コントロールには結びつきません。反対に、ジャムが大好き!コーヒーには砂糖たっぷり!等でしたらマービーやラカントがおすすめかと思います。砂糖は料理にたまに使う位でしたらご高齢と言うことも考え、砂糖で良いのではと私の場合は医師に確認します。砂糖と味が異なること、料理への使用感が変わることがとてもストレスになる場合もあります。また、普段買い物に行く生活圏内で購入できるかも確認が必要かと思います。

      マービーやラカントは血糖コントロールには有益な事が多いかと思いますが、それが生活に馴染むかも確認した上で、おすすめをして頂けると良いと思います。

      不明な点や追加のご質問がございましたらお待ちしております(^^)/

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