食生活に前向きに向き合うお手伝いがしたい！管理栄養士蓑輪美保さんインタビュー

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管理栄養士・栄養士インタビュー

2020.05.11

食生活に前向きに向き合うお手伝いがしたい！管理栄養士蓑輪美保さんインタビュー

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posted byEatreat 編集部

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今回は、特定保健指導、健康相談、高齢者医療の分野で管理栄養士として活躍中の蓑輪美保さんにお話をうかがいました。

管理栄養士・栄養士を目指したきっかけや動機は何ですか？

小学4年生からバスケットボールに打ち込み、中学、高校と続けていました。高校時代に進路のことで悩んでいたところ、引退後の後輩とのやり取りの中で、「疲れにくくするにはどんなものを食べればいいのか」と考えさせられることがあり、「栄養学」に初めて興味を持ちました。それがきっかけで、学んで損はないだろうという気持ちから、栄養学部に進学しました。

管理栄養士・栄養士になる前のイメージと、なった後の感想は？

献立作成や給食関係の仕事をしている人というイメージがあり、学生時代も資格取得後の当時もイメージはあまり変わりませんでした。もともと、栄養士・管理栄養士として仕事がしたい、と考えはなかったため、資格取得後は学んだことを自分や、周囲の人の食事に活かせたら良いなと、食品製造販売会社へ就職しました。

勤務先での主な仕事内容について教えてください

食品製造販売会社や、保育園の給食管理業務、保健指導サービス企業での食生活改善指導を経て、現在は保健指導や健康管理分野で、時間栄養学をもとにした『食コンディショニング®』を生活デザインに落とし込み、ひと・場所・組織・モノ(商品)のポテンシャルを引き出す活動をしています。主に保健指導から健康サービス事業全般の、企画・商品化・プロモーション・営業・講師・業務管理などをトータルに担っています。

お仕事のどのような点に、管理栄養士・栄養士としてのやりがいを感じますか？

対象者を限定することなく、ひとりひとりのからだと生活スタイルに合わせて、食生活改善につなげる活動ができていることです。一般的に健康のための栄養は、「難しい、我慢、制限」などとネガティブに捉えられがちです。そんな中、私は『食コンディショニング®』を通じて、皆さんが食生活に前向きに向き合い、ポジティブな行動変容につなげられているなと思える時、大変やりがいを感じています。

管理栄養士の資格が役立っていると実感したことは？

皆さんの「食べること」へのちょっとした疑問から、大きな疑問まで幅広く対応できることに、この資格が役立っていると感じます。人にとって食べることは、欠かすことができないことです。食べることでからだの状態をよくしたいと思う人も非常に多くいます。また、からだのことが後回しになると、仕事の集中度や運動能力などにも影響してきます。管理栄養士の資格は、どんな所にいても「食べること」で皆さんのお役に立てることができる職だと感じます。

現場での課題点や、もっと強化したいと思うスキルは？

管理栄養士としての知識を強化したいのはもちろんですが、幅広い視点から食生活活動について考えられるよう、経済や社会についての学びも欠かせないと考えています。ひとりの人間としての成長が今後の業務に役立つと思います。

管理栄養士・栄養士は働き始めてからも自己研鑽が必要な職業だと思いますが、どのような手段で勉強や知識の習得をしていますか？

日々働きながら、業務の中で得る情報や経験が大きいですが、自主的な学びには図書館を有効活用しています。さまざまな書籍を読み、ノートに要点をまとめることが多いです。栄養学の専門書に限らず、多方向から学びを深めています。学んだことを実践につなげていくこと、自分のスキルとして落とし込むように努めています。

将来、どのような管理栄養士になることが目標ですか？

現職に就いてから、「栄養学は実践する学問である」ということを学んだと言っても過言ではありません。常に実践し、『食コンディショニング®』を体現することで、より多くの人がもっとポジティブに食に関わるきっかけを作れるような、管理栄養士であり続けたいと思います。

管理栄養士・栄養士を目指す人に向けて一言

栄養学を学ぶときには、ただ覚えるというだけではなく、自分のからだや暮らしにどう関係しているかも少しイメージすると楽しいと思います。また、専門性も大事ですが、ひとりの人としての成長も大変重要です。専門分野に限らず、多方面の学びも深めることによって、さまざまな経験ができるよう学生生活を楽しんでください。

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