土地が変われば、スーパーの品ぞろえも変わる?
旅行をするときは、必ず現地のスーパーマーケットに立ち寄る時間を作るようにしています。食材の呼び方も違えば、品ぞろえがさまざまなので、見ていて飽きません。売れ行きのよい商品は棚に残り、悪いものはすぐ売り場から消えていくため、ざっくりと現地の人が何を食べているのかを知ることができるので楽しいです。
関東圏に住み続ける私が、大阪でいくつかのスーパーをまわり、めずらしいと感じた商品をあげてみます。
・たぬきごはん(ごはんに揚げ玉)
・かやくごはんおにぎり(炊き込みご飯)
・だし巻き卵+塩おにぎり または じゃこの炊き込みおにぎりのお弁当
みなさんご存知のお好み焼きですが、関連商品の種類が予想以上の豊富さでした。
・お好み焼き粉・・・7種類
・お好み焼きソース・・・9種類
おそらく、まだまだ種類はあると思いますが、ざっと見ただけでもこの数です。きっと、自分好みの粉やソースを選んで、「我が家」のお好み焼きやたこ焼きを作っているんでしょうね。
関西の粉もの文化は炭水化物の摂り過ぎ?
関西風お好み焼き(豚玉)のレシピを見てみます。
材料:きゃべつ、小麦粉、卵、天かす、だし汁(昆布と鰹節)、紅しょうが、山芋(パウダー)、
豚バラ薄切り肉、ふんわり作りたい場合は重曹やベーキングパウダー
大体予想どおりかと思いきや、キャベツの量が小麦の倍以上と、想像以上に多いことに気づきました。私の自己流お好み焼きは、粉が多すぎて、まずくはないですが・・・いまいちでした。
栄養面からも、キャベツをたくさん使うことで、食物繊維がとれていいですね。また、卵、豚バラ肉でタンパク質もとれ、意外にバランスがよいです。炭水化物メインと思っていた、私のお好み焼きイメージは、完全に崩れました。そして、水のかわりに昆布と鰹節でとった濃いめのだし汁を使うのもおいしく作るポイントのようです。関西の「だし文化」は身近な食べ物でも継承されているんですね。
ひとつの料理を掘り下げて調べてみると、何気なく作って食べていたお好み焼きも親しみがでてきます。外で買ってきて食べる中食が増えてきていますが、時間があるときには、自分で作ってみましょう。それだけで大人にとっても子どもにとっても食育になります。材料を目で見て、包丁で切る音、焼いている音を聞き、においと味を楽しみながら、誰かと一緒に同じもの食べること。日常の食事が一番の食育ですね。
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