みなさん、こんにちは!
管理栄養士のやまもと よしみです。
日本全国食の旅
私、やまもとは、すべての作る人・食べる人がカラダもこころも満たされるような食卓の実現を目指し、日本全国の地域の食・伝統の食・四季の行事に関する食について、実際にその場所に行って体験したことを身近な人にそれを伝えるのをライフワークとしています。
案外知らない地元の名物料理
みなさんは、今住んでいる地域、もしくは出身地の名産品・伝統料理・名物料理をご存じですか? 他の地域の人に説明できますか?
自分の地元のことって、普段は深く考えたりしないので、あらためて聞かれると、「なんだったっけ?」とか、「あるんですけど、説明が少し難しいな…」というふうになってしまうのではないでしょうか。
また、私は兵庫県の播州地方の出身なのですが、みんなで料理の話をしていて「え? これって、うちの地方だけの料理だったん? 他の地方にはないん?」と驚くこともよくあります。自分で地元の名物料理に気が付いていないことがあるのです。
日本の四季が生み出す多様な食文化
日本には四季があり、季節ごとに旬の食材があります。そこから生み出される食文化の地域性も豊かで、このことはとても素晴らしいことだと私は考えています。近年最近の外食・中食は、便利ですし、栄養価面でも工夫が凝らされています。しかし、画一化されてしまっている感じが否めず、日本の多様な食文化が継承されづらくなっているのは、残念なことだと感じています。
そんな思いから私は、全国を巡って地域の名産品・伝統料理・名物料理を発信する活動をしています。それが日本全国食の旅です。
この旅は、たくさんのクライアント様に日本各地に存在する多種多様な食情報をお伝えすることができ、何より、地域の子どもたちの食育にも役立ちます。
9歳までに味覚が形成される
私が育った兵庫県相生市は、瀬戸内海に面したとても自然が豊かなところでした。食卓には地元で獲れた新鮮な魚介類と野菜を使って作られた地元の名物料理が並んでいました。今でも大好きな名物料理がたくさんあります。人間は、「つ」のつく年齢(9歳頃)までに味覚が形成されるという説がありますが、私自身、大人になり、都会で暮らすようになっても、結局は「つ」のつく頃に好んで食べていたものを今でも選んで食べているのです。
一緒に旅に出かけませんか?
ぜひこの連載で、食に携わる、管理栄養士・栄養士の皆さんにも、全国の食文化を知ってもらいたいと思っています。またみなさん自身にもどんどん地域の食の情報を発信してもらえたらと思っています。
次回は、早速「枕崎の鰹節が魅せるルビーの輝き」をテーマに日本全国食の旅を始めたいと思っています。
一緒に食の旅に出かけませんか?
関連コラム
京都の伝統野菜 - 種をつなぐ高校生 前編
愛があふれる食卓でカラダとこころをみたしたい① - やまもとよしみ
日本の食を考える!「和食の日」