• COLUMN

前回のコラムはこちら。
10月15日は「きのこの日」 きのこの豆知識①

しいたけやしめじなど、一般のスーパーで入手しやすいきのこ以外にも、たくさんの種類があるきのこ。②では、普段あまり縁のない「毒きのこ」について解説します。

恐ろしい毒きのこ。年間の中毒者は200人

きのこには、誤って食べると激しい腹痛や下痢、頭痛や筋肉の痛み、瞳孔が開く、唾液の分泌、発汗といった中毒症状が出たり、激しい興奮状態になったり、幻覚を呼び起こしたりすることもあります。
日本では年間多い時には250人くらいの人がきのこの中毒事故にあっていて、時には死者が出る時もあります。きのこの中毒事故は9月、10月に多く発生し、年間の中毒事故の約9割がこの時期に集中しています。
日本には100~200種類の毒きのこが存在していると言われていますが、毎年の中毒事故はそのうちのわずか10種ほどで起こっているそうです。厚生労働省のHPでも、食用と間違えやすいきのこの例として、クサウラベニタケ、ツキヨタケ、ニガクリタケなどが挙げられ、注意を呼び掛けています。

薬草と間違って中毒に!?

「カエンタケ」写真:厚生労働省HPより

ここでは、猛毒きのこの例として「カエンタケ」を紹介します。カエンタケは、触るだけでも炎症を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。見た目は気味が悪く、食用に見えないのですが、薬用と勘違いしてお酒に浸して飲んで中毒が起きて死亡した例もあるそうです。

「スギヒラタケ」写真:厚生労働省HPより

また、古くから食用とされてきた「スギヒラタケ」というきのこは最近、急性脳症のような症状を疑う事例が発生していて、食べないように注意喚起がされています。元々食用OKだったきのこが毒きのこという扱いになることもあるんですね。

毒きのこの確実な見分け方は存在せず、きのこ狩りの経験に乏しい人が野生のきのこを獲って食べるのは非常に危険な行為です。もし、きのこ狩りにいくような時には、きのこに詳しいベテランの方がいた方がいいですね。また、食用きのこのシイタケ、えのきなどは過熱が不十分な場合に中毒症状を起こすおそれがあるため、よく火を通すようにするなど、調理方法には注意が必要とされています。安心、安全に食していきたいですね。

参照:
・きのこ百科 http://www.kinokonet.com/kinoko/
・一般社団法人きのこセンター http://www.kinokonet.com/
・厚生労働省「毒キノコによる食中毒に注意しましょう」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html
・Wikipedia きのこ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%82%B3
・食品衛生の窓 東京都福祉保健局 http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/kinoko/tyudoku.html

関連コラム
食欲の秋。この季節の栄養指導のポイント
日本の食を考える!「和食の日」

コメントを送ろう!

「コメント」は会員登録した方のみ可能です。

みんなのコメント( 3

WRITER

10月15日は「きのこの日」 きのこの豆知識②

Eatreat 編集部

Eatreat編集部

Eatreat 編集部さんのコラム一覧

関連タグ

関連コラム

"食材の知識・食育"に関するコラム

もっと見る

ログインまたは会員登録が必要です

会員登録がお済みの方

ログイン

まだ会員登録をされていない方

新規会員登録

ページの先頭へ