本シリーズでは、管理栄養士・栄養士ライターになるために知っておきたいことについてお伝えしています。最終回は「仕事を獲得する方法」について解説します。スムーズに仕事を得るための3ステップを見てみましょう。
ステップ①見本記事を用意する
一つ目のステップは、応募する際に必要な過去に書いた記事やサンプル記事などの見本記事を用意することです。業務委託の仕事は、成果に対して報酬が支払われるため、依頼する側は仕事のできる人を探しています。見本記事を提示することで自分のスキルが伝わり、アピールの強い材料となります。
経験のある方は過去に書いた記事を提示(※)し、経験のない方はサンプル記事を作成しましょう。サンプル記事は、日記のような内容ではなく、実際の仕事を想定したものがベストです。
※過去に執筆した記事を実績として使用してよいかは、クライアントにより判断が異なります。トラブル防止のため、必ず確認しましょう。
ステップ②仕事を探す
次は、実際に仕事を探してみましょう。ライター初心者の方が仕事を探すなら、下記の4カ所があります。
①クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングサービスは、仕事をお願いしたい人と仕事をしたい人を結び付けてくれるサービスです。報酬が低い傾向があるなどのデメリットはありますが、案件数が多いことや、トラブルへのサポートを受けられるメリットもあります。
②求人情報サイト
求人情報サイトでも、業務委託の仕事が募集されていることもあります。こまめにチェックしておくとよいでしょう。
③ウェブサイト
Googleなどの検索エンジンを使い「管理栄養士 ライター 募集」などのキーワードで検索すると、WEBメディアなどでのライター募集を見つけられます。
④SNS
SNSでもライターの募集を見つけられます。ハッシュタグや検索機能を活用して探してみましょう。匿名性の高いSNSは、トラブルには気を付けたいところですが、上手に活用してみてください。
ステップ③応募文を送って応募する
最後のステップは応募です。相手側の立場になって考え「ぜひあなたを採用したい!」と思ってもらえるような応募文になるよう、工夫してみましょう。
ここで応募文のNG・OK例を見てみましょう。
相手は仕事のできるプロを探しているため、NG例の「初心者」「やる気」「勉強」という言葉は、マイナスの印象を与えてしまうこともあります。そして「詳細を教えてほしい」とだけ連絡するのもNGです。応募者が多い場合は、その時点で落とされる可能性もあります。詳細を聞きたい場合は、アピールも一緒に行いましょう。
一方でOK例は、仕事内容に対する的確なアピールをしています。どんな記事を書けるか、また他の人にはない強みなどがあれば伝えるとよいでしょう。そして簡潔に、自己紹介、得意な分野、過去の実績などもあわせて伝えます。
応募や営業が上手になると、仕事をどんどん獲得できるようになります。ライティングスキルとあわせて、営業についてもぜひ勉強してみてください。フリーランスの先輩の自己紹介文などを見るのも勉強になりますよ。
まとめ
5回にわたり「管理栄養士・栄養士ライターになるには」シリーズをお届けしました。仕事の獲得のコツを知れば、後は仕事をしながらどんどん成長していくのみです!
ぜひ本シリーズでお伝えした内容を参考にしながら、ライターとしての活躍を目指しましょう。
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