このシリーズは、株式会社シニアライフクリエイトの会報誌「あはは」に掲載された管理栄養士による、毎日の生活に取り入れやすく、心も身体も元気になれる生活習慣のアドバイスをリライトしたものです。
今回のテーマは、「おやつを取り入れて低栄養を予防しましょう」です。
「おやつ=甘いもの」のイメージがあるかもしれませんが、実は甘いもの以外もおやつになり得ます。今日はおやつの重要性と上手な取り入れ方についてお話します。
おやつは低栄養予防の心強い味方
おやつの別名には「間食」や「補食」があります。食事と食事の間に摂るものや、三食の食事では摂り切れないエネルギーや栄養を補うものであるという意味でこのような言葉を使います。おやつの存在は私たちに癒しや気分転換の機会を与えてくれます。さらに重要なのは、低栄養予防のためのエネルギー補給の機会でもあることです。1回の食事でまとまった量を摂ることができない場合は、おやつの時間を設けて食事量を確保しましょう。
おやつを摂るポイントは?
小腹がすく食事と食事の間で取り入れるのがおすすめです。10:00頃や15:00頃をひとつの目安としてください。夕食後は就寝までの時間が短くなるので胃もたれを防ぐために控えることが望ましいです。低栄養の予防・改善として体重を増やしたい人は、計算上今の食事量に1日240kcalずつ増やしていくと1か月で1㎏の増量ができます。
例えば、これらの食品は簡単に準備ができ栄養を補給することができるため日常に取り入れられやすいでしょう。それぞれの平均的なエネルギー量を記載したので体重コントロールの参考になれば幸いです。
おすすめのおやつ例
●バナナ(中1本 70kcal)
●オレンジ(中1個 60kcal)
●ヨーグルト(4連パックの1個 60kcal)
●焼き芋(小サイズ 150kcal)
●おにぎり(コンビニサイズ おかか1個 180kcal)
●ゆで卵(1個 90kcal)
もっと手軽に効率よくエネルギーを補給したい場合は市販の高エネルギーの栄養補助食品を利用するのも手です。おやつに限りませんがお召し上がりの際は誤嚥に十分お気をつけになって楽しいおやつタイムをお過ごしください♪
美味しく食事を楽しむには健康な歯や口内環境が大切です。
次回はお口の健康についてお伝えします。お楽しみに♪
情報提供:株式会社シニアライフクリエイト会報誌「あはは」
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(11月号は誌面の都合上、割愛となりました。)