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中国の営養師と病院食のシステム

中国の「営養師」とは?

中国には「営養師」がいます。
日本の「栄養士・管理栄養士」とは少し違った立場で、漢字も「営養師」と書きます。

中国で営養師になるには、基本的に医師であることが前提になります。民間の資格もありますが、臨床の場で使える資格ではありません。また、受験資格のある医師も現場で忙しいため、受験者数は少なく、合格も難しいため、諦めてしまう人も少なくありません。そのため、臨床で使える営養師はまだまだ少ないのが現状です。 ですので、臨床では医師が栄養指導、食事のアドバイスをするのが通常です。

営養師も入院患者の為の治療食の献立を立てたりもしますが、中国の病院食は、ほとんどが注文制なので、日本のように入院したら病院食を義務づけられることはありません。医師が患者の家族に食事のアドバイスをして、それを家族が作り、本人に届けるというスタイルです。食事に力を入れている病院は少なく、日本の感覚では想像を絶するようなひどい内容というのが正直な感想です。ただ、注文を多くとるために烏骨鶏やすっぽんを使った高級料理やレストラン並みのメニューを準備する病院も中にはあります。

中国における栄養学の位置づけ

中国の営養師と病院食のシステム

中国の大学では、栄養学は西洋医学の一分野として教えられています。私が上海の大学で中医の勉強をしていた時代、医学部の中で教えられていた栄養学の教科書は、実は日本のものをまるまる翻訳したものでした。中国の大学で教えられている栄養学については、日本がお手本です。

私が日本の管理栄養士として、中国国内の糖尿病患者に栄養指導をした際には、現地の営養師の卵たちが見学に来ることもあったくらいです。日本の栄養士さんはぜひ、自信を持って欲しいです。

次回は薬膳学と栄養学の違いと相性についてです。

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中国の「営養師」と病院食のシステム

大倉 あやこ

中医学の本場中国、上海中医薬大学にて中医内科を専攻した後、現地の国立病院で糖尿病の外来の営養指導や現地在住の日本人に薬膳をレクチャー、ハーブティーブレンド開発・店舗経営などを経て、2014年に日本に帰国しました。 中医・薬膳の先生と聞くと少し別世界の人のように思われがちですが、厳しい事や細かい事はとても苦手な、美味しい物が大好きな酒のみ栄養士です。 「食」は「人を良くする」ものです。 研修医時代、「この人は食をきちんとしていたら病院に来なくても良かったのに」というような患者さんを沢山診てきた経験から、「病院に行かなくてすむ人を増やしたい」「病氣になっても回復が早まるように」と願い、【食医】」の道を選びました。 ぬる~い私でもできる薬膳ですから、きっと皆さまも楽しんで実践していけると信じて、誰よりも楽しんで活動・情報発信していきたいと思います。 薬膳を通じて沢山の人とご縁できる事を楽しみにしております。

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