今回は、「ワタミの宅食」を展開中のワタミ株式会社様にお話をうかがいました。
バランスのとれた生活を支える「食事力」
「ワタミの宅食」では、専任の管理栄養士が塩分やカロリー、品目数といったバランスに配慮しながら献立を設計しています。お客さま担当の「まごころスタッフ」がご自宅まで日替わりの夕食をお届けします。
「ワタミの宅食」には、バランスのとれた生活を支える「食事力」があります。
「食事力」とは、まず、「栄養を正しく摂るコントロール力」。
大切な栄養素を、偏りなく体に入れてあげるため、管理栄養士がきちんと献立を設計しています。
そしてもうひとつが「毎日続けるための、おいしさという力」。続けてこそ意味のある、バランスのとれた食事だから、だしの旨みと旬の食材を取り入れたバラエティに富んだ味をお届けします。
お弁当・お惣菜のこだわりのポイント
【point1】専任の管理栄養士が塩分やカロリーに配慮して献立を設計
ご家庭では調整が難しい塩分やカロリー、品目数などに配慮し、献立を5日間トータルで設計。食事が偏ることなく、バランスよく栄養を摂ることができます。
【point2】コクと深みのあるだしの旨味で、薄味でもおいしく
煮物や和え物にはこだわりの素材と独自の製法による「酒仕込み八方だし」も使用しています。だしの力で、しっかりとしたコクと旨み、香りが引き立ち、薄味でもおいしい仕上がりです。
※献立ごとに最適な調理法を採用しているため、「酒仕込み八方だし」を使用してしていない煮物、和え物もございます。
【point3】香り・風味・食感を保つため冷蔵の温度帯で管理
おいしく食べていただくために、お客さまが召し上がる時間やレンジで温めた時の状態を考えて調理。香りや風味、食感がしっかり味わえるよう、冷蔵で管理しながらお届けします。
【point4】季節感のある多彩な献立で飽きずに食べられる
季節感のある旬の食材や行事を感じる料理を盛り込むなど、フタを開けるときワクワクするようなバラエティに富んだ献立で、飽きのこない食事をご提供しています。
商品開発をする上で工夫した点・苦労した部分・強み
【管理栄養士】(岩本 智子)
薄味でもおいしく召し上がっていただける工夫としては、生姜やにんにく、カレー粉などで風味をつけたり、酢・レモン果汁といった酸味を利用します。
また、ハムやかまぼこ、漬物などに含まれる塩分も利用し、加える塩やしょうゆを減らして味にメリハリをつけることで、おいしさを損なわないようにしています。
バランスについても、お弁当を継続していただくことで、健康管理のお役に立ちたいという思いから、一週間の献立を設計し、塩分やカロリーなどの調整を行っています。さらに、見た目もおいしさのうちと考え、彩りのよい組み合わせにしてお届けしています。
【料理人】(稲田 知嗣)
創作料理にならないように誰もがわかる料理の開発を心掛けています。「おいしい」は当たり前と考え、工場で作る際の効率や食べる時の楽しさにもこだわっています。時には10回以上の試作、試食を繰り返し、1つの料理を作り上げます。
また、電子レンジで温めた状態でおいしく召し上がっていただけるよう調理方法を工夫しています。さらに、お弁当を継続しているお客さまからいただいた声を反映し、味の見直しも行っています。そんなお弁当作りで一番大切なことは「粘り強さ」。どんなお弁当も完成するまでは苦難の連続ですが、完成したお弁当を召し上がったお客さまから「おいしい」という感想が返ってきたときの喜びはひとしおです。
「ワタミの宅食」の今後の取り組みと思い
今後も、日替わりのお弁当と「まごころ」をお届けし、それを続けることで社会に欠かせないインフラになりたいと考えています。高齢社会のこの国を、もう一度素直に長寿を喜べる社会へ…私たちの使命は、そこにあると考えています。
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