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「実践に使える!症例別薬膳講座(全10回)」の第3回目となる講座が8月20日(日)に開催されました。 講師は管理栄養士・国際薬膳師としてご活躍中の大倉あやこ先生です。
「薬膳」という言葉は聞いたことがあるという方でも、いざ学ぼうとすると少し難しそうなイメージがあるかもしれません。
しかし、本講座ではそのような心配はご無用です。中医学に基づいた本格的な内容を大変分かりやすく学ぶことができます。

講義中。皆さん真剣です!

風邪?感冒?中医学的考え方とは

今回のテーマは風邪対策のための薬膳でした。風邪は年間を通じて誰がいつかかってもおかしくない病気なので大変興味深い内容で、参加者の皆さんもとても熱心に聞き入っていました。

日本では「風邪(かぜ)」といいますが、中国では「感冒(かんぼう)」と呼ぶそうです。
まず、病気になる環境要因として風・暑・湿・乾・寒・熱(火)という気候的特徴があり、それらが病気の原因となった場合、「六淫(ろくいん)」という邪気になり、それぞれ「風邪」「暑邪」「湿邪」「燥邪」「寒邪」「火邪」「熱邪」となるそうです。日本で呼ばれている「風邪」というのは中医学では「風の邪気」という意味にあたるそうです。

中医学として、感冒にはよくみられる3つのタイプがあり、それぞれ対処法が異なることを学びました。
一つ目が「風寒証(ふうかんしょう)」という冷えが原因で起きる寒気を伴う風邪で、症状の特徴と身体を温める中薬や食べ物がよいそうです。二つ目が「風熱証(ふうねつしょう)」で熱タイプの風邪。身体の熱を冷ます中薬や食べ物が解熱によいそうです。三つ目が「暑湿タイプ」で下痢や吐き気を伴うお腹にくるような夏風邪です。身体の熱を冷まし、余分な水分を追い出す食べ物がよいということで、食べ物について学びました。
「風邪」とひとくくりに考えるのではなく、気候や身体の症状に注目してタイプを見て、中薬や食べ物を選ぶという考え方は目からうろこでした。

独学では理解するのに時間がかかってしまいそうな複雑な考え方ですが、大倉先生の薬膳のワザは普段の生活にも活かせる、今すぐ使えそうな実践的なものばかりでした。
また、今年の夏は湿度が高く寒暖差がありましたが、起こりやすい体の変化や、それに伴う症状を改善するための食材選びのコツも教えてくださいました。

本日の薬膳ランチはこちら!

そして、講義が終了する頃には薬膳料理のいい匂いがしてきました。講座では毎回、その回のテーマに沿ったレシピで作られた薬膳ランチと薬膳茶が付きます。実際に食べて、薬膳を体感することができる大変魅力的なセミナーなのです。

今回のメニューは、
①具がいっぱい!とろろごはん※1、※2
②生姜のお味噌汁※2、※3
③羅漢果(らかんか)の薬膳茶
④なつめの甘煮
です。

それぞれの風邪の症状に合わせたレシピの特徴と、使用されている食材の持つ効能についても解説がありました。具がいっぱいのとろろごはんは、雑穀が入ったごはんに具だくさんのとろろをかけていただきます。体調不良の時でもこれなら食が進みそうです。
もちろん、風邪以外の時でも普段のお料理としてもおいしくいただけます。

ご飯に入れた雑穀。ヨクイニンとはハトムギのことです。
今回の講座に協賛いただいた食材。

※1食材提供:寺岡家の有機醤油(濃口)/寺岡有機醸造株式会社(写真右)
※2食材提供:やきつべのだし/株式会社マルハチ村松(写真左)
※3食材提供:きぬきくらげ「丸」/高橋石油株式会社

試食しながら、質疑応答タイムも。

最後は、大倉先生に参加者の方からの質問や悩みに答えていただいたり、この日の受講生の顔色や体調に合わせた経絡とツボマッサージや、風邪の時に効果的なツボを教えていただいたりして、大変有意義な時間となりました。
また、今回のメニューに使用されていた食材などの購入先や選び方、自宅でできる薬膳茶や手作り陳皮の作り方などについても教えていただき、充実した講座となりました。感冒は予防が一番ですが、もしかかっても薬膳で上手に身体の回復を促したいですね。

最後に全員で。

第4回目となる次回は「疲労回復 タイプ別の疲労の対策を学ぶ」です。ちょっと疲れたな、というとき食べ物で自分でメンテナンスできると、体調管理にとても役立ちそうですね。
お申し込みは こちらから。
【単発コース:第4回 9/24(日) 管理栄養士による実践に使える症例別薬膳講座 】疲労回復

基礎講座を逃してしまったという方は、「薬膳の基本①&②」の追加開催が決定しているので、こちらを受講いただくのがお薦めです。
大好評により追加開催決定!【実践に使える!症例別薬膳講座】薬膳の基本①
大好評により追加開催決定!【実践に使える!症例別薬膳講座】薬膳の基本②
実践に活かせる薬膳を学ぶことができる、貴重なこの機会にぜひご参加ください。

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みんなのコメント( 4

    • 菅原 房子
    • 菅原 房子
      71日前

      薬膳の材料ってお高いイメージがあるのですがどうですか

      0

    • 高見 宏子
    • 高見 宏子
      71日前

      大倉先生!お返事うれしいです。引き続き楽しみにしております!

      0

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【管理栄養士による実践に使える症例別薬膳講座】第3回 風邪対策 開催

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