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冬に起こりやすい体の不調

冬は五行学説でいうと「水」の季節です。水には「冷たい」、「下に流れる」、「潤す」という特徴があります。まずは水のつながりを見てみましょう。

水―冬―黒―鹹(しおからい)―腎―膀胱―耳―髪―恐―寒など・・・

このつながりから、「冬は寒さで腎に負担をかけやすく、早朝の下痢や尿トラブル、耳鳴り、白髪などが起こりやすい。腎を傷めると恐怖心が起こりやすく、怖がってばかりいると腎を傷める」ということが読み取れます。

ポッコリお腹は冷えが原因?

冷えは下から、そして水は下に流れる性質がありますので、下半身のトラブルも要注意です。 中国では、靴下やズボンを2~3枚重ね着して下半身を冷やさないように口を酸っぱく言われます。下半身を物理的に冷やさないことも大切です。その際、締め付ける服装は血流を悪くするので避けるようにしてください。

特に女性は足が冷えると、冷えた血液が心臓に戻る時に子宮を冷やしてしまうため、それを防ぐためにお腹に脂肪がついてしまいます。食事に気を付けているのに、お腹まわりの脂肪が落ちにくい人や、痩せているのにお腹がポッコリ出ている人は冷えにも注意しましょう。

冬の食事のポイント

それでは、冬の食事で取り入れたいポイントをご紹介します。

・旬の食材を温かい料理にする
・黒い色の食べ物を取り入れる(黒ごま、黒米・黒きくらげ・昆布・しいたけ・熟プーアール茶など)
・塩からい味(海鮮や海藻など)を取り入れる
・體(からだ)を温める薬味・スパイス(にんにく・生姜・シナモン・唐辛子・陳皮など)を取り入れる

家族で自分だけが冷え症だという場合には、自分用にスパイスを用意しておくといいでしょう。

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WRITER

季節の薬膳を組み立てる(冬の特徴と薬膳)

大倉 あやこ

中医学の本場中国、上海中医薬大学にて中医内科を専攻した後、現地の国立病院で糖尿病の外来の営養指導や現地在住の日本人に薬膳をレクチャー、ハーブティーブレンド開発・店舗経営などを経て、2014年に日本に帰国しました。 中医・薬膳の先生と聞くと少し別世界の人のように思われがちですが、厳しい事や細かい事はとても苦手な、美味しい物が大好きな酒のみ栄養士です。 「食」は「人を良くする」ものです。 研修医時代、「この人は食をきちんとしていたら病院に来なくても良かったのに」というような患者さんを沢山診てきた経験から、「病院に行かなくてすむ人を増やしたい」「病氣になっても回復が早まるように」と願い、【食医】」の道を選びました。 ぬる~い私でもできる薬膳ですから、きっと皆さまも楽しんで実践していけると信じて、誰よりも楽しんで活動・情報発信していきたいと思います。 薬膳を通じて沢山の人とご縁できる事を楽しみにしております。

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