WEBライティングに欠かせない「PREP(プレップ)法」をご存じですか? わかりやすい文章をスムーズに執筆できるため、仕事のスピードアップにもつながります。記事の質を高めて効率的に執筆するために、ぜひPREP法をマスターしましょう。
PREP法とは
PREP法とは、結論(Point)・理由(Reason)・具体例(Example)・結論(Point)の流れで組み立てた文章のことです。実際に、PREP法を使った文章の例を見てみましょう。
結論は初めと終わりに繰り返し伝え、この文章で何を伝えたいのかを強調しています。理由では「なぜなら」「理由は」という言葉を使い、具体例では「例えば」「具体的には」などの言葉を使います。
PREP法が大切な理由
PREP法はWEBライティングにおいて、特に重要といわれています。その理由を3つお伝えします。
①わかりやすい文章になる
PREP法を使うことで、読み手にとってストレスの少ない、わかりやすい文章になります。なぜなら、結論や主張が先にあることで、何について書かれた文章かがわかり、理解しながら読み進められるからです。結論や主張がはっきりしない文章では「これはつまり、どういうことが言いたいの?」と、ユーザーが考えながら文章を読まないといけなくなり「わかりにくい文章」となります。
WEB上では、ユーザーが早く情報(答え)を知りたいと思っているため、結論がわかりにくい文章は途中で読まれなくなるかもしれません。最後まで読まれるわかりやすい文章を書くためには、PREP法が大切です。
②興味関心を引く文章になる
結論が初めにあることで、ユーザーの興味関心を引く文章になります。結論を先に知ると、理由を知りたくなる心理が生まれるからです。
例えば「ダイエットに〇〇はNG!」という文章を読んだら、理由を知りたくなりませんか? そして、理由を知ることで納得感を持って読み進められるため、記事を最後まで読んでもらいやすくなります。初めの一文でユーザーの心をグッとつかめるように、意識して書いてみましょう。
③文章をスムーズに書ける
PREP法はユーザー側だけではなく、ライター側にもメリットがあります。PREP法はパターンに沿って情報を当てはめるだけで文章が完成するため、見出しの中で伝えたいこと(結論)が決まれば、迷わずにすらすらと文章を書き進められます。特に初心者の頃は文章の組み立て方がわからず、書くのに時間がかかってしまいますが、PREP法を使うことでスムーズになるでしょう。
PREP法を使った改善例
それでは、PREP法を使って、少しわかりづらい文章を読みやすく書き替えてみましょう。
黄色枠内の文章は、結論(主張)がわかりづらいため、何を伝えたいのかがはっきりとわかりません。また理由と具体例もなく、説得力に欠ける文章に思えます。
PREP法を使ってみると「ユーザーがカルシウムを補給するためにとるべき行動」がはっきりとわかるのではないでしょうか?具体例で具体的な数字を出すことで、より説得力のある内容になっています。
まとめ
今回はわかりやすい例を使って紹介しましたが、文章によっては、何が理由で何が具体例になるのか、わかりづらいこともあるかもしれません。しかし、意識して書き続けることで、徐々に身につくようになってくるはずです。ぜひPREP法をマスターして、ユーザーにとって読みやすい文章を書けるようになりましょう。
関連コラム
・管理栄養士・栄養士ライターとして活躍するには①「YMYL」「E-E-A-T」とは
・管理栄養士・栄養士ライターになるには⑤「仕事を獲得する方法」