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病院、特別養護老人ホームで10年間勤務した後、訪問栄養食事指導に興味を持ち、「地域栄養サポート自由が丘」で在宅訪問管理栄養士として働く村上奈央子さん。訪問栄養食事指導では、それまでの現場以上に深く幅広い知識とコミュニケーション能力が求められたそうです。まだ一般的にはあまり知られていない訪問栄養食事指導のお仕事についておうかがいしてきました。
深く幅広い知識が求められる訪問栄養食事指導の仕事 -村上奈央子

薬剤師一家で育った幼少時代

私の実家は薬剤師一家でした。両親も兄も薬剤師なんです。だから小さな頃から資格が必要な職業につこうと考えていました。最初になりたかった職業は獣医です。動物がとても好きで、ペットの死をきっかけに動物の治療をしたいという気持ちから、獣医を目指すようになりました。でも受験に失敗し、結局管理栄養士の大学に入りました。

管理栄養士になりたいという気持ちがもともとあったわけではなかったんですが、食べるのは好きでしたし、生物も好きでしたので、解剖学や調理実習の授業はとっても楽しかったですね。ただ、生化学の授業は苦手でした。でも管理栄養士の仕事をはじめて、生化学の知識はとても大事だなと思っています。生化学の知識があると、栄養の代謝はとても理解しやすいです。だから生化学は仕事で必要な知識として、今後も勉強したいと思っている分野の一つですね。

ケアマネジメント制度で認識されはじめた栄養指導の重要性

大学を卒業後は地元の広島にある病院に1年ほど勤務した後、東京の特別養護老人ホームに9年間勤務しました。はじめの頃は栄養士として献立を考えるという業務がメインでしたが、2005年に栄養ケアマネジメントの制度がはじまってから、仕事が大きく変わりました。入所者の体重や栄養状態などを細かくチェックして、より専門的な栄養管理を行なうことが業務のメインになったんです。施設では半年に一度、入所者さんのケアプランについてケアマネジャーを中心に、介護福祉士、リハビリ担当者、ご家族の方々が集まって話し合う会議があったのですが、栄養ケアマネジメントの制度がはじまってからは、栄養士として私も参加するようになりました。ケアプランの会議で栄養士が発言することができるようになって、食事や栄養の大切さがきちんと認識されるようになったのではないかと思います。

食事指導で感じた訪問栄養指導の必要性

在宅へ訪問する管理栄養士という仕事は、施設で購読していた雑誌の記事で知りました。その時にはこういう仕事があるんだくらいの認識でしかなかったんです。その後、施設で摂食嚥下障害に関する取組みに力を入れるようになり、嚥下内視鏡検査による嚥下機能評価のできる歯科医師との連携がはじまりました。それまで、入所者さんの食事の形態は、ペースト食、極刻み食、刻み食、常食の4 つでした。それが摂食嚥下障害への取組みに力を入れることで、ソフト食を取り入れるなど、食事の形態についても考えるようになってくると、施設の入所者やデイサービス、ショートステイの利用者は、こういった食事を食べられるけれども、在宅の方はどうしているんだろう、デイサービスやショートステイの利用者は家に帰ったら、何を食べているんだろう、と考えるようになって、訪問栄養食事指導に興味を持つようになりました。

そんな時に「在宅チーム医療栄養管理研究会」開催しているフォーラムに参加したところ、訪問栄養食事指導についてパネリストとして発表していたのが、現在勤務している「地域栄養サポート自由が丘」の木下先生だったんです。

続きはこちら >>深く幅広い知識が求められる訪問栄養食事指導の仕事② - 村上奈央子

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フリーランスの管理栄養士の仕事 | 訪問栄養食事指導の仕事①村上奈央子さん

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