～顔の見える地域栄養士を目指して～第5回「栄養と運動のセミナー」開催①

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イベント報告

2020.03.19

栄養と運動のセミナー

～顔の見える地域栄養士を目指して～第5回「栄養と運動のセミナー」開催①

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posted byEatreat 編集部

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2月7日（金）、ローソンホーム薬局西蒲田店にて、「第4回　栄養と運動のセミナー」を開催しました。昨年11月より月1回開催しているセミナーも、今回で4回目の最終回となりました。継続して受講されている方が多く、はじめての方もあわせ、女性6名の皆さんにご参加いただきました。

最終回のテーマは「オーラルフレイル予防」

今回は「おいしく食べてますか？よく噛んでますか？オーラルフレイル予防」をテーマに、オーラルフレイルについてお話しました。
まずは、オーラルフレイルについて知ってもらい、セルフチェックを実施。クイズや唾液腺マッサージ、ガムを使って咀嚼訓練を行いました。クイズでは「口呼吸と鼻呼吸どちらがよい？」「歯磨きのタイミングは？」等、パネルを使って、参加者の皆さんにそれぞれ考えてもらいました。後半は地域包括支援センターの職員様による口腔機能訓練「パタカラ体操」を行いました。

オーラルフレイルは見逃しやすいので注意

オーラルフレイルとは口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。早期に気づき、適切な対応をすることでより健康に近づきます。始まりは滑舌低下や食べこぼし等、ほんの些細な症状であり、見逃しやすく気が付きにくいという特徴があります。そのオーラルフレイルの予防策が次の4つで、口腔内を清潔に保つポイントもお話ししました。

①よく噛み唾液腺を分泌させる
②正しい歯磨き等オーラルケア
③義歯の適切な使用・管理
④定期的な歯科受診

お口にも筋トレが必要です。唾液腺マッサージと咀嚼訓練を参加者の皆さんと一緒に行いました。

最初に唾液腺マッサージですが、唾液の出やすいポイントをやさしくマッサージすることで、唾液分泌が促進されます。お口の自浄作用が働く、口腔乾燥の方の口腔ケアがしやすくなる等、いいことづくしです。お口の周りの筋肉の緊張もほぐれ、リラックスできました。食事前に行うとさらに効果的です。

また、ガムを噛むことで噛むために必要な筋肉を鍛えることができます。今回はキシリトール咀嚼チェックガムを用い、咀嚼能力を確認しました。しっかり噛めていると緑色のガムが赤色に変わります。60回噛んだ後、チャック袋に入れてもらい、ご自身で色の変化を確認してもらいました。「ちゃんと噛めている」と嬉しそうな表情を浮かべている方がいらっしゃいました。

後半の「パタカラ体操」は第2回にも行いましたが、今回も皆さんでやってみました。加齢に伴い筋肉が弱ってくると、お口の周りの筋肉や舌の動きが悪くなります。その予防、改善が期待できます。「パ」「タ」「カ」「ラ」と発音し、食べるために必要な筋肉をトレーニングします。発音するときのお口の運動を意識することで、より効果的に行えます。

大満足の参加者の皆さんからの感想

参加された皆さんからは、「大変わかりやすく楽しい会だった」「大変良いお話ありがとうございました」といったうれしいご感想や、「血圧」や「食のバランス」を気にされる方からのご意見などをいただきました。
また、アサヒグループ食品様より「オーラルプラス」シリーズの「うるおいキャンディ」の提供があり、大変喜ばれていました。こちらは口腔乾燥が気になるシニア世代に向け、手軽においしくお口がうるおうキャンディでした。

4回シリーズのセミナーは、今回で一旦終了となりますが、今後も皆さんの関心が高いテーマを取り入れ、セミナーを行っていく予定です。何でも気軽に相談できる地域栄養士を目指して活動していきたいです。

Eatreatから今回の取り組みについて
今回の取り組みは、ローソン様、大田区地域包括支援センター西の蒲田様と一緒に進めています。
コンビニという地域の拠点となる場所をベースとし、地域のみなさまに栄養士の存在を知っていただくのも大きな目的です。

元気な一生を送るための大事な要素である『食』。

栄養のことやそれを実践してもらうキッカケづくりをすることで、地域貢献ができるような取り組みにしていきます。

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